杖に魅いる２【ハリーポッター】 (ページ28)

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第28話ページ28

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Aはマクゴナガルからもらった本を片手に、ハーマイオニーたちを探した。

「どこかの親と違って父上はいいものが買えるからね。」

すると中庭からドラコの声が聞こえた。

見ると、グリフィンドールとスリザリンのクィディッチチームが対峙していた。

『あ、ハーマイオニー』

「でもグリフィンドールの選手はお金じゃなくて才能で選ばれてるわ。」

「お前の意見なんか聞いてない。この穢れた血(⚫︎ ⚫︎ ⚫︎ ⚫︎)め」

「穢れた血」ドラコはハッキリそう言った。

Aはどう言う訳か、体が動かずいつものように仲裁に入れなかった。

「よくも言ったなマルフォイ、ナメクジ食らえ！」

ロンはマルフォイに杖を向けたが、それはマルフォイにかかることはなくロンに跳ね返った。

「大丈夫ロン！？何か言って」

「う・・・おえッ」

ロンが吐き出したのは気味の悪い色をしたナメクジで、スリザリンは笑った。

「わぁ！ロンをこっち向かせて。」

「コリンどいてくれ！ハグリッドのとこへ行こう」

「A！貴方いつからいたの？ロンが大変なの手伝って」

『う、うん』

やっと気づいたハーマイオニーが声をかけると、ドラコもAに気づいた。

Aはドラコと視線が合うとすぐそらし、ロンをハグリッドの小屋へと運ぶ手伝いをした。