杖に魅いる２【ハリーポッター】 (ページ26)

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第26話ページ26

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ロックハートの授業のあと、Aはピクシーの入ったカゴを持ってハグリッドのもとへ訪れた。

『ハグリッド』

「おおA！珍しいな、お前さんひとりか？」

『うん。これ、ロックハート先生が置いていったの』

Aはカゴにかぶせていた布を外して見せた。
そこには、大人しくしていたピクシーがいた。

「こいつぁ、なんでこんな大人しい？ピクシーなんてイタズラ好きな奴らだ」

『来る途中に言ったの。みんなが迷惑する悪戯はいけないのよって』

「そうか…そうか。」

ハグリッドは驚いた顔でカゴを受け取った。

『あとね、ハグリッドにお願いがあるの。』

フードからボウトラックルをそっと取り出しハグリッドに見せた。

『夏休みに、ついて来ちゃったみたいで。この森で飼ってあげてほしいの。』

「驚いたな。動物に好かれちまうのがAの特技らしい。分かった、任せとけ」

ハグリッドはボウトラックルを自身の上着のポケットに移すと、カゴを小屋に入れた。

そのときに出て来たファングは、Aに尻尾を振ってすり寄った。

『ファングはお腹が空いてるみたい』

「ちょいと待っとれ。」

ハグリッドは餌をファングにやりながら言った。

「気をつけろよ、パーセルタングだなんて噂されたら危ねえ。」

『うん、分かってるよ』