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平野side
岸くんが手術室に入ってから数十分。
お医者さんから手術についての詳しい話を聞いたけど俺には理解できないくらいの難しい話で正直怖い。
岸くんにかけられた麻酔はすごい強いらしいから
手術終わってからも目が覚めるまで何日もかかる場合があるんだって。
早く岸くんと話したいなぁ、
、、頭開くんだから強い麻酔じゃなきゃだめだもんね。
手術とはいえ、頭を開くんだから想像するだけで怖い。
時計をちらっと見たらさっき見たときから数分しか進んでなくて。
手術の予定時間は6時間らしいからまだまだかかる。
不安だけが募った。
.
手術開始から4時間程が経過していた。
勇「あのさ、
俺みんなの分の飲み物買ってくる。」
廉「じゃあ、神宮寺お願い。」
そう言ってじんが飲み物を買ってくることになった。
不安と怖さで喉がカラッカラだったから有難かった。
ｳｨｰﾝ
本来ならあと約2時間開くはずもない手術室のドアが音を立てて開いた。
そこには看護師さんが立っていて
看「先生からお話があります。
こちらへ、」
連れてこられたのは机と向かい合うように並べられた椅子がある個室。
俺らは何があったのか飲み込めないまま、
先生の話が始まった。
医「取り除けませんでした...」
海「え、？」
医「予想以上に腫瘍が大きく、さらに取り除きにくくなっており、予定していた量の半分以上が取り除けませんでした。」
ｶﾞﾀｶﾞﾀｯ
突然の物音に驚いて飛び跳ねる。
物音の方に視線を向けるとじんが立っていた。
物音の原因はじんが落とした5つの飲み物。
勇「それって...
岸くんはどうなるんですか、ｯ？」
「じん...」
医「とりあえず放射線治療をして様子を見なければわかりません。
治る可能性は、当初より大幅に下がってしまいました。」
大幅に、下がった...？
え...？
玄「うそ、、でしょｯ、？」
岸くんがいるICUを知らされて、俺らだけが残された。
廉「どうゆうことだよｯ、、」
「予定していた半分以上が取り除けなかったって...」
玄「岸くんはどうなるのかな、大丈夫なのかなっ、
ねぇっ...」
怖い、怖いんだ。
岸くんがどうなるのかが。
廉「っ、あのさ...
ICU、行かない、、？」
廉の声は震えていた。
みんなが首を縦に振った。
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ゆうか(プロフ) - オレンジさん» コメントありがとうございます(^^) 推しは当たり前の存在ではなくていついなくなるかもわからないですもんね、、コメントすごい嬉しかったです(；；)更新頑張ります！ (2019年10月21日 21時) (
レス) id: d1f9b6b7de (このIDを非表示/違反報告)
オレンジ(プロフ) - いつも楽しく拝読させていただいています。この小説を読んでいくうちに、推しはいて当たり前の存在ではない、出会えた奇跡や生まれてきてくれたことへの有り難さを再確認しています。。。これからも優太くんを好きでいようと思えました、更新頑張ってください！ (2019年10月21日 0時) (レス) id: 012e34ef65 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうか(プロフ) - なす。さん» コメントありがとうございます(^^)頑張ってくださいと言われると頑張れるので一生懸命更新しますね笑 (2019年10月14日 0時) (レス) id: d1f9b6b7de (このIDを非表示/違反報告)
なす。(プロフ) - 面白いです！更新頑張って下さいヽ(｡･ω･｡)ﾉ (2019年10月13日 19時) (レス) id: 7de1f4b97c (このIDを非表示/違反報告)
ゆうか(プロフ) - あいあいさん» コメントありがとうございます(^^)これからも頑張るので読んでくれると嬉しいです！ (2019年10月12日 23時) (レス) id: d1f9b6b7de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうか | 作成日時：2019年10月8日 19時
