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廉side
やってしまった...
優太の病室にスマホを忘れた。
違う物だったら明日でも良かったんだけど
職業柄いろんな人と連絡を取り合わなきゃいけないし今なら尚更やし。
優太の病室のドアをノックしようとした。
優「うぅｯ、」
中から聞こえたのは紛れもなく優太が泣いてる声で。
ノックしようとした手がぴたっと止まる。
泣いてる理由を考えてみる。
頭で1つの理由がぱっと浮かんだ。
...腫瘍、怖いんかな、、
腫瘍がある、と聞かされた俺でさえ
すごい怖くて不安になったんだから本人なんかもっと怖いはずだ。
でも1人で泣かんくていいんよ、
優太にはたくさん仲間がいるんだから、
ふぅっと深呼吸をして病室のドアをノックした。
ｺﾝｺﾝｺﾝ
返事が返ってきたのは十数秒後。
優「はい、！」
元気そうに見えた声だけど、明らかに震えてた。
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
優「ぇ、廉？」
目には涙が溜まってて鼻と耳は真っ赤になってる。
優太が握りしめてるシーツも一部分だけシミになってるし、、
いざ目の前にするとなんて言ったらいいかわからなくて。
「スマホ忘れちゃったんよ、
あぁ、あったあった。」
優「そっか、」
悲しそうな顔で笑うから、
気づいたら優太のことを抱きしめいた。
「優太、泣いてたんバレバレや...
1人で悩むことないんよ、？
優太にはメンバーが、たくさんの仲間がいるんやから。」
優太の頭をぎゅうっと抱き寄せながらそう言うと
すぐにしゃくりをあげだした。
優「れ、ん...れ、、ん...」
何度も俺の名前を呼ぶから
「ゆうた、、」
俺も呼び返した。
優「...ありがと。」
数十秒間、抱きしめた。
優太のことを。
ゆっくり離れると、
優「ごめん、シミできちゃった...」
確かに俺のTシャツのお腹の辺りには
優太の涙のシミがついてたけど、そんなことどうだっていい。
優太が俺に頼ってくれた気がして嬉しかった。
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ゆうか(プロフ) - オレンジさん» コメントありがとうございます(^^) 推しは当たり前の存在ではなくていついなくなるかもわからないですもんね、、コメントすごい嬉しかったです(；；)更新頑張ります！ (2019年10月21日 21時) (
レス) id: d1f9b6b7de (このIDを非表示/違反報告)
オレンジ(プロフ) - いつも楽しく拝読させていただいています。この小説を読んでいくうちに、推しはいて当たり前の存在ではない、出会えた奇跡や生まれてきてくれたことへの有り難さを再確認しています。。。これからも優太くんを好きでいようと思えました、更新頑張ってください！ (2019年10月21日 0時) (レス) id: 012e34ef65 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうか(プロフ) - なす。さん» コメントありがとうございます(^^)頑張ってくださいと言われると頑張れるので一生懸命更新しますね笑 (2019年10月14日 0時) (レス) id: d1f9b6b7de (このIDを非表示/違反報告)
なす。(プロフ) - 面白いです！更新頑張って下さいヽ(｡･ω･｡)ﾉ (2019年10月13日 19時) (レス) id: 7de1f4b97c (このIDを非表示/違反報告)
ゆうか(プロフ) - あいあいさん» コメントありがとうございます(^^)これからも頑張るので読んでくれると嬉しいです！ (2019年10月12日 23時) (レス) id: d1f9b6b7de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうか | 作成日時：2019年10月8日 19時
