頑張りすぎな紫耀くん－第2章－ (ページ29)

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I

岩｢確かに、その時の紫耀の心は落ち着くと思う。でもね、紫耀の身体はどんどん弱っていっちゃう。今ならまだ間に合った。けど、これ以上増えたら、痕が消えなくなるかもしれない。切る度に血も出ちゃうから、血が足りなくなってふらふらになっちゃう。俺らも、そんな紫耀を見るのは悲しい。｣

平｢ｯｯ……｣

岩｢紫耀、お願い。色々な重いものを、1人で抱え込んで、たくさん心に傷を作らないで…。紫耀の周りにはたくさんの人がいる。みんなみんな、紫耀の事を絶対に助けてくれる。だから、もう…傷を、作らないで…｣

思う事を全て伝えて、抱きしめたまま頭を撫でた。

紫耀

お願い……

平｢ｸﾞｽｯ……みん、な…ごめんｯ……お、れ…いけない、事…ｸﾞｽ…した…っ…も、う……もう…絶対、に…っ……切った、り…しない…ｸﾞｽｯ…ほん、とに……ごめ…なさ、いｯ泣｣

涙を流し、抱きついてきた紫耀

伝わったのかな…

だとしたら、本当に良かった…

岩｢約束、ね？……ここの傷も、早く治るといいね。｣

少し身体を離して、紫耀の左手首を優しく撫でた

平｢、うんっ…ｸﾞｽｯ｣

神｢鉄分取れるように、今日は皆でご飯作るか！｣

岸｢そうだな！んじゃ、今日は紫耀の家にお泊まりって事で！｣

永｢しゃあないから紫耀の隣で寝てやるわ！｣

高｢本当は紫耀の隣にいたいだけでしょ～？｣

永｢うっせ！｣

皆と一緒に、紫耀も楽しそうに笑ってる

紫耀

これからも

その笑顔を見せ続けてね

end