不良系エイジアンガール【ヒロアカ】 (ページ43)

今日:34 hit、昨日:21 hit、合計:260,334 hit

40 ページ43

体育祭も終わって振替休日の日。

平和であるはずの日に私は朝から...

＿＿＿＿喧嘩をしていた。

事の発端は朝9時頃、兄貴に家を追い出されたことから始まる。

「今日1日俺が連絡するまで帰ってこないで。変に帰ってきたらめんどくさい事になっから」

...ごめん全力で今日何があるのか気になる。

オレオレ詐欺にでも引っかかりました？

いや兄貴だしどっちかというと引っ掛ける側だよね知ってた。

宛もなく駅前商店街を歩いていたら

＿＿＿＿猿架舞の瀬呂だ！

とか声が聞こえて反射でバコーンと。

...鉄パイプで。

痛かったよねごめん。でも猿架舞の瀬呂とか思いっきり黒歴史だから。

路地裏に巣食う不良共を一通り殴って飛ばして殴って一段落。

『あっ血だらけになったやっべぇ』

兄貴に怒られる。シミがとれないだろ！って。

おまえそんなオカンだっけ？

いや二次創作の方じゃオカンって設定多かったけど!なんか女子力とかアロマとかそーゆー設定あったけど!知ってるよ読んでたから！

...読んでたんだっけな。

素朴な疑問と同時になにかが頭に流れ込んでくる。

＿＿＿＿記憶に靄がかかる思い出せない家族はいたっけ友人は怖い親友と3人違うかもなんで名字は瀬呂じゃないと思ういやだ名前は忘れただめだ家は年齢はヒーローだっていいな羨ましい生年月日は職業は性別に人間関係は助けていじめ無視差別殺される暴力傷出来損ないまぶしい見ないふり助けて羨ましい思い出そうとしない出来ない記憶が無い憧れだった私って誰だっけ

ガンッ!!!

近くの石塀を殴りつける。

『ハァ、ハァ...』

なにをかんがえてたんだっけ

兄貴に怒られて殴られる。とかかもしれない。

あー痛いのやだなー。

『...バレないように家忍び込んで服着替えよ』

バレたらバレたでそん時だ。考えても思い出せないなら考える必要も無い。