恋心に蓋を

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貴方side


　卵焼きのお礼にと皆様から唐揚げを頂きました。どれも美味しそう…


『よろしかったのですか？こんなに頂いて』


　ざっと数えても100はこえています、


豊臣「えーそんなこと気にしとんの？可愛いなぁAちゃんは」




上杉「僕達からのお礼の気持ちだよ？」




『だとしてもこんなに…』




上杉「受け取ってくれないのかい？」




　わたくしが断れないと分かってそんな顔をするのでしょうか、う〜ん嬉しいのですが、、



『あ〜では、皆様と共に頂くのはダメでしょうか？』




龍造寺「ほんなこつよかと？」




伊井「おい、顔がニヤケてるぞ龍造寺」




伊達「君にあげた分だから君がどうしようと自由だが、何故だ？」




『この量は1人では食べきれませんし、どうせなら皆様と一緒に頂きたくて…』



　「「「・・・」」」



　

　急なお願い事ですので断られるの事を覚悟したのですが、皆様が快く承諾してくださいました。場所はわたくしの家です。皆様は今保護者の方に確認をとっておられます。


『伊達様は連絡をしなくてもよろしいのですか？』


伊達「ああ、私は一人暮らしだからな」


『なるほど〜、なら安心ですね』


日下部「Aさん、確認をしましたがOKだそうです！」


『良かったです、日下部さんがいないと寂しいですから』



　日下部さんとお話をしていれば、他の方も保護者様から承諾を得たようで、続々と伝えてくださいました。


　皆様と一斉にわたくしの家と向かうことになりました。どなたか「集団下校をおもいだすなぁ〜」と仰っていましたが初耳学でしたね。因みに初耳学とは昔、テレビで放送されていた番組の単語だそうです。




　豊臣「Aちゃんの靴めっちゃ高ない！？」


榊原「俺も思った歩きづらくねぇの？」



『ええ、慣れておりますから。それに何時もより高い景色を堪能できるので気に入っているのですよ』


　そう言えば、皆様驚いたように個々の反応を示してくれました。日下部さんとお話しようと思いましたが、何かを考え込んでいたようで


『日下部さん、どうかされましたか？』


日下部「い、いえ何でもないですわ！」


『それならいいのですが…』


日下部「ええ、心配してくださってありがとうございます！」

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