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「A、好きだよ」
イザナくんの顔が近くなる…
『あっ…』
今回のは、いつもよりも長い。
『ぁ…わ、たしも…すき』
物理的な意味で口が回らず、上手く喋れない。けど、彼はその言葉を聞き取れたようで、安心した顔をしていた。
もう、私の寂しさを埋めれるのはイザナくんだけだよ。
そう思う私は、少しおかしいのだろうか?
「A、俺がいなかったらどうする?」
『何で急にそんなこと聞くの?
多分一生男子と縁なかったと思う』
「俺も女と縁なかったかもな…」
時間はいつの間にか9時近くなっていた。
ついさっき着いたばっかりなのに…バイクで移動する時間が意外と長かったんだろう。
ずっとこのままでいいのになぁ
「そういえばさ、まだ俺たち付き合ってないよな?」
『もう付き合ってるも同然だけど。確かにそうだね』
長い沈黙。イザナくんは何かを考えているようだった。
「…俺と、付き合ってほしい」
そっぽを向いていたので、表情はよく分からない。
_____けど、照れてるに違いない
『私で良いなら…付き合いたい』
緊張して私も顔が真っ赤になってる…恥ずかしい。
「それなら、俺はAに何しても許されるんだな」
『何してもって…。内容によるけど!』
私は、彼の笑みを見逃していた。
_____________
その後、イザナくんに家まで送ってもらった。
背中が見えなくなるまで見送る。
『はぁ…夜ってやっぱり寒い』
四月と言えどもまだ冬の空気感は微塵にも残るもので、私はココアをいれた。
『やっぱりこれに限りますよッ』
幼いころからココアが好きで、お母さんによく作ってもらっていたっけ。
流石に本格的なものは作れないので、インスタントのやつだったけど…。
その時、携帯が鳴った。メールが届いたのだろう。
そこには
〖また仲良くしたい〗
『ッ…!何で今更』
私の背筋はゾッとした
もうとっくに忘れたはずなのに…。
こんなこと、イザナくんには言えないよ。
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ゆあめ(プロフ) - 昼夜逆転マンさん» ありがとうございます!楽しみにして下さるなんて嬉しいです(*‘ω‘ *)他のお話も時間があるときに更新していこうと思ってますので、是非よろしくお願いします!続編も近々上げる予定ですので、これからも頑張って続けます…! (2022年9月3日 22時) (レス) id: ab55678354 (このIDを非表示/違反報告)
昼夜逆転マン - すいません。見るの遅くなりました!凄く良かったです!ずっと続きを楽しみにしていたので見れてうれしいです!本当に大好きです!ほかのお話も見させていただきます!これからも頑張ってください! (2022年9月3日 14時) (レス) @page48 id: b028cbeeeb (このIDを非表示/違反報告)
ゆあめ(プロフ) - 昼夜逆転マン3さん» コメントありがとうございます!好きーーーーーーのお言葉嬉しいです(*ノωノ)あともう少しで続編作りますのでお楽しみに!頑張ります…! (2022年8月27日 11時) (レス) @page46 id: ab55678354 (このIDを非表示/違反報告)
昼夜逆転マン3 - ちょっと、急ぎの用事があって時間がないので、感想を短くまとめます。 すきーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!! これからも頑張ってください! (2022年8月26日 23時) (レス) @page46 id: c03225e7d0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあめ(プロフ) - 昼夜逆転マン3さん» コメントありがとうございます!確かに依存してますね…。実はもうオチは決めているのですが、パート3を作らなければ完結できそうにありません(^-^;更新頑張ります! (2022年8月21日 14時) (レス) @page44 id: ab55678354 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆあめ | 作成日時:2022年4月27日 21時