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学校を出て、私たちはシセツへ向かう。




門限を気にすることも無かったので、ゆっくりと歩いていた。




『本当に久しぶりだなぁ…この道』




「うん。いつも手を繋いで走ってたよな」




『…また、繋ぐ?』




「いーよ」




イザナくんは私の手を握った。




温かくて、何とも言えない安心感。




「よくさ、“帰り道が怖い”って言ってたよな。今もそうなのか?」




『それ、小学生の時の話じゃん…!今は夜も平気ですよーだ』




私の口調が可笑しかったのか、プッと吹き出した。




「でもA、変な奴には気を付けた方がいいよ」




『分かってる!一時期安全絵本にハマってたし』




「…それなら良かったけど」




まるで、昔に戻ったみたいだ。シセツへ行く道がやけに楽しかった。





________




シセツへ着く。久しぶりだったけど、変わった所と言えば花壇の数が増えたこと位だった。




「来客用のスペース使えよ」




『分かった』




昔みたいな危なっかしい足取りじゃなくて、ゆっくりとシセツの廊下を進む。












「鶴蝶、A連れてきた」




ガチャ、とドアを開ける。




「イザナ!…と、A!久しぶりだなー!」




私が小六だった時は小二だった鶴蝶くんも、すっかり大きくなっていた。




「イザナが少年院に入った途端来なくなったからさ、俺の事忘れたのかと思ったよ…」




『ごめん…でも、私が来た時、鶴蝶くん、いつも部屋に閉じこもってたじゃん』




・・・。




「まぁまぁ落ち着け、鶴蝶とA。せっかく久しぶりに会えたんだからよ」




「A、イザナの事も忘れてるんじゃないかってずっと不安だった。
けど、今日一緒に来てくれたからさ、“ちゃんと覚えてるんだ”って安心したよ。」




『私も…。鶴蝶くんが変わらないままで良かった』




「だから、これからも俺らと仲良くしてな!待ってるから」




『それはこっちの台詞だよ。これからも仲良くしようね…!』




そして、私たちは約束を交わした。




本当に、昔と変わってないなって。




_____私は、実はいい人たちと出会えていたのかもしれない。

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ゆあめ(プロフ) - 昼夜逆転マンさん» ありがとうございます!楽しみにして下さるなんて嬉しいです(*‘ω‘ *)他のお話も時間があるときに更新していこうと思ってますので、是非よろしくお願いします!続編も近々上げる予定ですので、これからも頑張って続けます…! (2022年9月3日 22時) (レス) id: ab55678354 (このIDを非表示/違反報告)
昼夜逆転マン - すいません。見るの遅くなりました!凄く良かったです!ずっと続きを楽しみにしていたので見れてうれしいです!本当に大好きです!ほかのお話も見させていただきます!これからも頑張ってください! (2022年9月3日 14時) (レス) @page48 id: b028cbeeeb (このIDを非表示/違反報告)
ゆあめ(プロフ) - 昼夜逆転マン3さん» コメントありがとうございます!好きーーーーーーのお言葉嬉しいです(*ノωノ)あともう少しで続編作りますのでお楽しみに!頑張ります…! (2022年8月27日 11時) (レス) @page46 id: ab55678354 (このIDを非表示/違反報告)
昼夜逆転マン3 - ちょっと、急ぎの用事があって時間がないので、感想を短くまとめます。 すきーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!! これからも頑張ってください! (2022年8月26日 23時) (レス) @page46 id: c03225e7d0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあめ(プロフ) - 昼夜逆転マン3さん» コメントありがとうございます!確かに依存してますね…。実はもうオチは決めているのですが、パート3を作らなければ完結できそうにありません(^-^;更新頑張ります! (2022年8月21日 14時) (レス) @page44 id: ab55678354 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆあめ | 作成日時:2022年4月27日 21時

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