私が君を愛すから ２【黒川イザナ】

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「『いただきます！』」




肉じゃがを一口




『…どう？』




「美味い。味が染みこんでて…おふくろの味ってやつ？」




『ありがとう、ただの残り物だけどね。』




「Aって料理も美味いし何でも出来るな。今すぐ嫁に貰える」




『片づけ以外はね！というか気が早いよ…』




「冗談だよ。いつになるかわかんねーけど、嫁には貰う」




『だと嬉しい！』




「おかわり欲しいんだけどある？」




『確かパックしといたのまだあるはず！あたためてとくね』




予想以上に私の肉じゃがは好評だったようで嬉しかった



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楽しかった食事タイムも終わり、イザナくんはお風呂へ入りに行った。




でも、振り返れば今日一日濃かったなぁなんて思う。




「次いいよー」




『…あの、服着てくれない？』




バスタオルで隠しているとはいえ恥ずかしい…




「暑かったからよー、水飲んだら着る」




冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出し、ゴクンと飲み干す。




その姿が、何だかいつもより色っぽく見えた。




『お風呂入ってくる』




今日の私、テンション可笑しい。


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それから雑談やちょっとだけ勉強をしていたら、時刻は零時を回っていた。




『あ、もう寝ないとだ』




「おやすみ」




明日は学校が無いので、ゆっくりしていられる。




結局イザナくんはリビングで寝ることになったし、寝る時は二人別々だ。




だけど…




ベッドに入っても中々眠れないし…




水でも飲もうと思い、自室を出た。












リビングでは、イザナくんが床で眠っていた。




「…A？眠ってたんじゃないか」




『寝付けなくて』




何故だろう、眠気はとっくにやって来てる筈なのにベッドに入ると眠れないんだ。




「じゃあ、俺とここで寝る？」




『…いいの？うん』




ブランケットを持ってきて、そのまま直に床に転がった。










「大丈夫だから…離れたりしない」




『それはこっちの台詞だよ…』




そのまま、バックハグされる




私が恥ずかしい顔をすると、




その手をもっと強めて縛り付けた。

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