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＊＊目黒side
目黒「ご馳走様でした、とても楽しかったです」
母「こちらこそまた遊びに来てね」
父「ちゃんと籍入れたら報告するんだぞ」
麻矢「分かってるよ。」
チラッとお姉さんを見るとニコッと笑っていた。
またドキッとして、早くこの場から離れたい。
目黒「それじゃ失礼します」
「またね！」
目黒「はい」
麻矢「私はそこまで送って来るから」
父「気をつけろよ」
麻矢「大丈夫♬すぐそこだから」
と、俺たちはこの場を離れた。
手を振るお姉さんに背を向けて。
目黒「……なぁ、麻矢」
麻矢「ん？なに？」
俺は麻矢をぎゅっと抱きしめた。
この気持ちを隠すために。
麻矢の温もりを感じたい。
麻矢「蓮？……ふふ、よく頑張ったね」
目黒「…ん、疲れたけど、、優しいご両親と…お姉さんだな」
麻矢「ありがとう、蓮」
目黒「……」
ぎゅっと力を入れる。
俺は麻矢が好きなんだ。
そう、これは嘘じゃない。
麻矢「？、」
目黒「今日、麻矢に触れられなかったから。ちょっと力入れすぎた。笑」
麻矢「っ、もう！」
目黒「あはは、ここでいいよ。明日仕事でしょ？」
麻矢「うん！じゃ、蓮。おやすみ」
目黒「おう、おやすみ」
麻矢の頭を撫でて駅までの道のりを歩きはじめた。
歩きながら考えてしまうのは、
お姉さんのこと。
一瞬で奪われたこの気持ち…
男の名前が出た途端に湧き上がる黒い感情
だけど、俺には麻矢がいる
麻矢やご両親を裏切ることなんて出来ねぇよ。
忘れろ、きっと家に行かなければ
お姉さんに会わずにこの気持ちも忘れる。
だから、、今だけは。
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イルマ(プロフ) - のんさん» コメントほんとにありがとうございますっ！励みになります、これからの展開を楽しみにしていてください！ (2021年2月10日 16時) (
レス) id: 9b6d15fa28 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - すごく共感できて素敵なお話です。これからも応援しますね。 (2021年2月10日 16時) (レス) id: f1f38f9fe9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イルマ | 作成日時：2020年9月23日 2時
