００５ ページ6
＊＊目黒side
目黒「っえ……」
お姉さんを見た瞬間、
心臓がドキッと鳴ったのはなぜ？
「あ、初めまして、、麻矢の姉です。いつも妹がお世話になってます」
目黒「え、あ、は……いや」
麻矢「お姉ちゃん、ありがとう。仕事大丈夫なの？」
「大丈夫だよ、深澤にまかせて帰ってきたから」
麻矢「…深澤さんか！あの人なら大丈夫だね」
バリバリのキャリアウーマンのお姉さん
すっと俺の横を横切った後、一瞬
香水か洗剤の甘い香りに俺は酔いしれた。
目黒「っ…」
麻矢「ん？蓮、大丈夫？」
目黒「緊張過ぎて、ボーッとしてたわ！ごめん」
麻矢「大丈夫だよ、ほらリビング行こ」
目黒「ああ…」
麻矢の腕に引かれながらリビングに入ると
お姉さんはキッチンにいて
お母さんと話していた。
ソファーに座ると、俺は動揺を隠せない。
お姉さんを見た時の
あの感じ…一体なんなんだよ。
「あ、ちょっと着替えてくるね。さすがにスーツ姿は仕事モードに入るから」
母「あ、ワイシャツシワにならないよう洗面所に置いといてね！」
「ん、わかった」
耳からお姉さんの声が聞こえて
ドキッとする。
こんな感情、俺は知らない、
麻矢「蓮、大丈夫？顔色悪いよ？」
目黒「大丈夫。もうすぐかな？お父さん」
麻矢「多分…」
麻矢にバレたくなくて、ニコッと笑った。
俺が生涯ともにしたいのは
麻矢だよな？
…そうだよな？
父「ただいま」
母「あ、帰ってきたわ！」
目黒「……」
野太い声に反応して俺は慌てて
ソファーから立ち上がった。
麻矢「お父さん、おかえり！」
目黒「あ、初めまして…麻矢さんとお付き合いさせていただいてます。会社員の目黒蓮です」
父「よろしく。まあ、硬くならず座っててちょっと着替えてくる。あ、靴あったけどAも帰ってるのか？」
母「ええ、今着替えに行ったわ」
父「わかった。じゃ目黒くん、ちょっと待ってて」
目黒「あ、はい！」
お母さんと同じくらい優しいそうな人だった。
頑固なイメージを勝手に浮かべてたのを
心の中で謝った。
「よしっ、あ、今日はすき焼きだね！
大好物♡手伝うよ」
母「ふふっ、ありがとう」
リビングに入った途端、お母さんの手伝いをし始めたお姉さん。
母「こら、麻矢も手伝いなさい」
麻矢「あ、はーい！」
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イルマ(プロフ) - のんさん» コメントほんとにありがとうございますっ！励みになります、これからの展開を楽しみにしていてください！ (2021年2月10日 16時) (
レス) id: 9b6d15fa28 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - すごく共感できて素敵なお話です。これからも応援しますね。 (2021年2月10日 16時) (レス) id: f1f38f9fe9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イルマ | 作成日時：2020年9月23日 2時
