０２４ ページ25
＊＊YOU side
…何が起きてるの？
今起きてることに私は理解が出来ない。
目黒くんが私のこと……
「目黒くん、ちょっと離れて…」
目黒「無理」
「っ、からかってんの？」
目黒「ひどいね、人の告白を冗談で済ます気？」
力が強まって
彼の思いが伝わると同時に
私の頭の中に浮かぶのは麻矢の顔だった。
「っ冗談なら冗談で構わない。目黒くんは
麻矢と結婚するんだから、、」
目黒「じゃ結婚しなきゃいいのかよ」
「え、、」
身体が離れて目黒くんと目が合う
その目は真剣そのものだった。
目黒「俺は本気だから。Aを初めて見た時
俺の心はあんたに持ってかれた」
「っ、、そんな」
そんなこと言われたって
私は目黒くんの気持ちに応えることなんて出来ない
目黒「別に今どうにかしようとか思ってない
麻矢とのことちゃんとしてから
改めてAに告白するから」
「だとしても私は！」
目黒「……今、その続き言ったら
俺はAをめちゃくちゃにするよ」
「っ、、」
冷たい目で声のトーンが低い。
目黒くんのこと、元々よく知らない。
だから、余計に怖いと思って
胸がザワついて気持ち悪い。
彼に何を言えば諦めてもらえるか
考えても、今言ったところで
彼が言った言葉がほんとにしてしまうんじゃないかと
思い口を閉じた。
どうして、こんなことになっちゃったんだろう。
渡辺「だから言ったじゃん、、関わるなって」
「っ、、渡辺くん？」
ずぶ濡れの渡辺くんが壁に頭をつけて
私たちを見ていた。
目黒「気づいてたんすか？」
渡辺「お前、わかりやすいから分かるよ」
男同士の会話を聞きながら
渡辺くんの濡れ具合が雨の強さをものがって
風邪引くんじゃないかとタオルを休憩室から
持って来て渡辺くんの頭にかぶせた。
ボソッと�爐気鵑�ゅ�瓩隼笋妨世辰討�れた。
目黒「ふっ、渡辺さんもですよね」
渡辺「は？」
目黒「Aのこと」
「……っ」
渡辺「だったらなんなんだよ」
目黒「渡辺さんもわかりやすいすよ」
渡辺「……本人は気づいてねぇけど、、いや
気付かないふりをしてたとしたら」
「……」
こんな相関図は
私にとって苦痛しか無かった。
私にどうしろって言うのよ……。
→
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イルマ(プロフ) - のんさん» コメントほんとにありがとうございますっ！励みになります、これからの展開を楽しみにしていてください！ (2021年2月10日 16時) (
レス) id: 9b6d15fa28 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - すごく共感できて素敵なお話です。これからも応援しますね。 (2021年2月10日 16時) (レス) id: f1f38f9fe9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イルマ | 作成日時：2020年9月23日 2時
