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＊＊YOU side
「ん、それでいいんじゃないかな」
渡辺「了解、その方向で進めるわ」
合同で始まった会議に、
我社に４人が集まった。
宮舘「お願いします。交渉は俺と渡辺がする
目黒と立花さんは進めていってくれる？」
目黒「え、あ、はい」
渡辺くんと宮舘さんが交渉で
私と目黒くんが企画を進めることになった。
渡辺「お前、ヘマすんなよ」
「ちょっ！もう！しないから！」
頭を軽くポンっと叩かれて
意地悪なことを言われた。
目黒「……」
宮舘「これから行ってくるから、後はよろしく」
渡辺「目黒も頼むな」
目黒「あ、はい」
と、二人は会議室を後にした。
そう言えば、目黒くんとまともに話したことないよね。
家に挨拶来た時もそんなに話さなかったし
何か妙に緊張するというか……。
それに……この間のこともあるし。
「あの、、この間はごめんなさい」
目黒「え？」
「ほら、みんなの前で麻矢の結婚相手って言うそうになって……」
目黒「…あ、そのことですか」
「もし、気分を悪くしたら申し訳ないなって、、」
向かいに座る目黒くんの表情は
とても複雑な表情を浮かべていた。
……何でそんな顔をするのか、当然分かるはずもなく
目黒「いえ、大丈夫です。それより、やけに渡辺さんと仲良いみたいですけど彼氏ですか？」
「えっ！？」
目黒「すげぇリアクション、、図星？」
「ち、違う！あれはその…そんな甘い関係じゃなくて、、何言ってんだろう、わたし」
そんな関係じゃない…
何て説明すれば…
……あれ、何で説明が必要なの？
ただの同僚だって言えばいいじゃない。
目黒「立花さん嘘つくの苦手でしょ。わかりやすいよ」
「…っ」
目黒「…むかつく」
「え？、今なんて？」
目黒「なんでもないす…さて、手動かしましょ」
ニコッと笑う目黒くんは少年のような笑顔
曇りもない真っ白な笑顔だった。
きっと麻矢はそんな笑顔の目黒くんに
惹かれたんだなって、心がホッとしたけど、、
「…」
純粋に羨ましいと思った。
変だな、妬みとか僻みとか
恋に対してそんな思いしたことないのに。
ただ、私の周りにそんな甘い関係を
真っ当してる人がいないだけ
それだけだよ……。
→
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イルマ(プロフ) - のんさん» コメントほんとにありがとうございますっ！励みになります、これからの展開を楽しみにしていてください！ (2021年2月10日 16時) (
レス) id: 9b6d15fa28 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - すごく共感できて素敵なお話です。これからも応援しますね。 (2021年2月10日 16時) (レス) id: f1f38f9fe9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イルマ | 作成日時：2020年9月23日 2時
