０１７ ページ18
＊＊目黒side
これからお姉さんと一緒に仕事……
嬉しい反面自分の気持ちがセーブ出来るか不安
俺はどうしたらいいんだろう、、。
目黒「電気ついてる…麻矢来てんのか」
正直、今は麻矢に会いたくない。
でも、帰らなきゃ。
麻矢に心配かけたくねぇし。
目黒「…ただいま」
麻矢「おかえり！ね！さっきお姉ちゃんから聞いたよ！」
目黒「え？あ、仕事のこと？」
麻矢「そう！一緒に仕事することになったんでしょ！？嬉しいな♬知らない女と一緒だったらヤキモチ妬いちゃうけど、お姉ちゃんなら安心！」
麻矢、俺はその逆がよかったよ。
お姉さんじゃなきゃ俺は気楽に仕事出来た。
ニコニコ笑う麻矢を後目に俺は苦笑いを浮かべた。
何とか平常心を保たなきゃいけない。
目黒「でも、お姉さん仕事できる人でしょ。俺なんか足手まといにならなきゃいいけど」
麻矢「ふふ、大丈夫だよ。蓮なら」
目黒「そうかな…」
麻矢「そうだよ♬あ、ご飯作ったから食べて」
目黒「ん、ありがとう。いただくよ」
鼻歌まじりながらご飯の支度をする麻矢を見て
俺は心が辛くなる。
このまま結婚してほんとにいいんだろうか。
このままでほんとに……。
麻矢「……ね！蓮？」
目黒「ん？何？」
麻矢「…あのさ、深澤さんっていた？」
目黒「深澤？…いねぇけど、、」
麻矢「そ、ならいいんだ！」
目黒「？」
深澤って、お姉さんの同期の人だよな。
挨拶に行った時その名前が出た。
……何で今そんなこと聞くんだろう。
麻矢が悲しそうな顔をしていたのを
俺は知らなかった。
目黒「今日は泊まってく？」
麻矢「ううん、今日は帰るね。明日、朝早いの」
目黒「わかった。じゃ送ってくよ」
麻矢「ありがとう！」
いつもなら泊まってくはずの麻矢が
今日は帰ると言った。
まあ、明日早いからってのもあるけど…。
麻矢「……」
目黒「なんだよ、何か元気なくね？」
麻矢「へっ！？そう？」
目黒「どうした？」
麻矢「ううん。…おなかいっぱいでお腹苦しいからかな？(笑)」
目黒「あはは(笑)なんだよそれ｣
お腹を撫でて笑う麻矢に
何だか励まされるのが分かる。
俺の気持ちは今まで麻矢でいっぱいだったのに。
何で人はこうも簡単に変わってしまうんだろう。
明日からの俺はどうなっていくんだろう…。
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イルマ(プロフ) - のんさん» コメントほんとにありがとうございますっ！励みになります、これからの展開を楽しみにしていてください！ (2021年2月10日 16時) (
レス) id: 9b6d15fa28 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - すごく共感できて素敵なお話です。これからも応援しますね。 (2021年2月10日 16時) (レス) id: f1f38f9fe9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イルマ | 作成日時：2020年9月23日 2時
