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26* ページ27

山姥切「…主には、俺たちが見えているんじゃないか?…いや、今は俺しかいないが。」



『…と、言いますと?』



彼がこう述べるには理由があるはずだ。



…ついさっきから一緒にいただけなのだが、


彼は理由もなく物事を判断したりしない気がした。




山姥切「主の神力は少ないじゃなくて十分すぎるほどに多いとはさっき言ったが、神力っていうのは色を持っているんだ。

そして、神力は量よりその色が重要なんだ。」




『色、ですか。』



先ほど、初期刀担当科で聞いたような気もする。



山姥切「色は、審神者によって様々で審神者の心境などで変わる。

そして、黒色の神力を持ってしまった審神者の本丸はブラック本丸、っていうのになってしまう。」



『…私は何色なのでしょうか…?』



黒ではないことを祈る。


もし、そうならば私は審神者を今すぐ辞めよう。



彼や、これから来てくださるかもしれない神様たちを傷つける真似だけはしたくない。




山姥切「…主の色は、常に変わっている。」




『変わっている…んですか?』



山姥切「そうだ。…山口に何も言われなかったのか?」



少し前にダボダボのスウェットの彼が言った言葉を思い出す。



『緑も混じってるんだね。とは言っていました。』



きっと山口さんは私の目ではなく神力の色だったのだと思う。




山姥切「緑は、落ち着いている審神者に現れやすい。

でも今は深い青色だ。これは、落ち込んでいたり辛い思いをしたりした審神者に現れやすい色だ。」



過去のことを思い出したばかりだし、明るい色になることはまず無い訳だ。



『でも、心境によって色は変わるんですよね…?なにもおかしいことじゃ無いのでは?』


私は普通である。いや普通でありたいのだ。



山姥切「普通は、色が変わるのはよっぽどのことがあった時のみで、生涯に一度変わるか変わらないかだ。」




嗚呼、やっぱり私は自分すらコントロールできない出来損ない?



それとも、誰かの不幸を背負わせるためだけに生まれた失敗作?




私には、よくわからない。

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ユウカ(プロフ) - 愁(しゅう)さん» 初期刀まんばちゃんなんですね!私は宮崎と同じむっちゃんです!笑 初期刀って愛着湧いちゃいますよね〜(*^^*) (2016年12月6日 8時) (レス) id: fc6ad45da9 (このIDを非表示/違反報告)
ユウカ(プロフ) - 花日松さん» いえいえこちらこそわかりにくい表現をしてしまって申し訳ありませんでした!ご丁寧に返信までありがとうございます! (2016年12月6日 8時) (レス) id: fc6ad45da9 (このIDを非表示/違反報告)
愁(しゅう) - 僕と初鍛刀が同じなことに悶えました← (2016年12月5日 22時) (レス) id: 47c2114946 (このIDを非表示/違反報告)
花日松(プロフ) - ユウカさん» そうだったんですか!すみませんちゃんと見てなくて! (2016年12月5日 13時) (レス) id: 6d8f5ab43f (このIDを非表示/違反報告)
ユウカ(プロフ) - 花日松さん» コメントありがとうございます!冷却材のほうは一応31話のほうで書いているのですが、作者の解釈で大変わかりにくい表記になっていますね…。申し訳ありません!今後はわかりやすいように尽力します!更新頑張らせて頂きます! (2016年12月5日 12時) (レス) id: 090ea0c50e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユウカ | 作成日時:2015年9月3日 21時

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