付喪神が見えない審神者【刀剣乱舞】

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カーテンを境に分けられた私が、再び宮崎さんとメガネを掛け直した山口さんの顔を見たのは、約10分後だった。




その間も私の中では沢山の葛藤が行われた。



神力が少なすぎたのではないか。

色に問題があったのかもしれない。

…やっぱり審神者になれないんじゃ…。




昔からどんどんと悪い方向へ向かってしまう私の思考は、ネガティブ、というやつだ。


前向きに捉えようとは努力しているのだが、それがなかなか難しい。




しかし、そんな私の心配とは裏腹に二人は超がつくほどの笑顔だった。




宮崎「すいません。おまたせしちゃって〜。
Aさん、彼らのこと見えてたんじゃないですか〜！

多分、透けたのは神力の高さからですかね？ここまで多い人なかなかいないですし！」



…彼ら？なんのことだ？


未来では神力がなければ人の姿も確認できないのだろうか…？



山口「本当に驚いたよ〜。これはそうそういるタマじゃないからね。

ほんと、神力のことは気にする必要は全くないね。

それで、君の神力の色と性格からして、山姥切国広が合うかもしれないね。
アイツはぶっきらぼうだけど優しいし、気遣いもよくできるからね。」




…


……



…なにか、がオカシイ。


この二人は、なにか重大なカンチガイをしてるんじゃないだろうか…？

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