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『み、
恐る恐る尋ねてみる。
宮崎「あ、そんな大したことじゃないんですよ?
只、その人の神力の値や色を軽く見て、性格、話し方とかからピッタリの初期刀を渡す!
っていうのが、ここの科の主なお仕事ですから、僕の陸奥もこの山口さんに
山口「大したことじゃないって、お前…。」
神力の値って見ることができるのか。
それに神力って色もあるんだなあ。
いや、凡人には不可能なことだろうな。
それができる人のみがこの科に入れるのかもしれない。
にしても、
…神力かぁ。
先ほどのホールでの出来事を思い出す。
彼方此方から、声は聞こえるのにそれにはどう考えても合わない人数の少なさ。
それに、
周りを見れば、多くの人が宮崎さんのように何もない空間に向かって話しかけたり、談笑したりしていた。
『神力、が、本当に少ない人って、どうなるんですか?』
審神者になれないと言われ、2015年に戻されたとしても…私の周りにはもう、なにもないのだ。
帰れる家も、仕事も、上辺だけとはいえ友達も恋人も。
なにも、ない。
お金だって、あの人が生きているうちは、ある程度稼がないと私が生きていけない。
でもこんな出来損ないの私を受け入れる会社なんてそうそうないはず。
いろんな不安に駆られていると、
宮崎「きっと大丈夫ですよ!神力の少ない審神者も沢山いますから!
少し大変なところはあると思うんですが、最近は神力を蓄えられる薬も科学科の方が作ってくれていますので、ある程度の神力は得られますよ!」
『そ、そうですか。…よかったぁ。』
口元が緩んでしまうのが自分でもわかった。
山口「ん、まぁ、そういうことだね。神力とかあんま気にしないでいいからさ、それじゃあ
いつの間にか目の前に来ていた山口さんはメガネを外して私の目を覗き込んだ。
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ユウカ(プロフ) - 愁(しゅう)さん» 初期刀まんばちゃんなんですね!私は宮崎と同じむっちゃんです!笑 初期刀って愛着湧いちゃいますよね〜(*^^*) (2016年12月6日 8時) (レス) id: fc6ad45da9 (このIDを非表示/違反報告)
ユウカ(プロフ) - 花日松さん» いえいえこちらこそわかりにくい表現をしてしまって申し訳ありませんでした!ご丁寧に返信までありがとうございます! (2016年12月6日 8時) (レス) id: fc6ad45da9 (このIDを非表示/違反報告)
愁(しゅう) - 僕と初鍛刀が同じなことに悶えました← (2016年12月5日 22時) (レス) id: 47c2114946 (このIDを非表示/違反報告)
花日松(プロフ) - ユウカさん» そうだったんですか!すみませんちゃんと見てなくて! (2016年12月5日 13時) (レス) id: 6d8f5ab43f (このIDを非表示/違反報告)
ユウカ(プロフ) - 花日松さん» コメントありがとうございます!冷却材のほうは一応31話のほうで書いているのですが、作者の解釈で大変わかりにくい表記になっていますね…。申し訳ありません!今後はわかりやすいように尽力します!更新頑張らせて頂きます! (2016年12月5日 12時) (レス) id: 090ea0c50e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユウカ | 作成日時:2015年9月3日 21時