EP 90 ページ41
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同じ頃、冬エリアでは…
ブ「なにもないですね…辺り一面真っ白ですよ」
チ「あぁ…って俺に乗るなよッ！」
ブ「あ、これは失礼…ヨホホホ！」
トナカイ本来の姿で捜索中のチョッパーに跨るブルック。
真っ白の地に蹄の跡だけが残っていく。
“冬”
それは、一年の中で最も寒い期間・季節。
秋と春にはさまれた季節。
二十四節気や旧暦のように、一年中で最も太陽の高度が低く夜が長い。
動物達も植物達も凍結しない場所で活動を停止しじっとしている。
それが“冬”だ。
シンシンと雪も降り出してきた。
ガタガタと震えだすブルック。
ブ「ッ…私、骸骨なので…ほらッ！触ってみてくださいよ！私、凍ってるでしょ？！あ〜！皮が恋しいッ！！チョッパーさんはいいですね〜毛皮があって…！」
チ「なッ！その目やめろよッ！俺をどうする気だ？！」
毛皮のコートを羽織るブルックの体は生身の人間じゃないため、冷たくなっている。
チョッパーに抱きつこうとするも、鬼のような形相で追いかけるため泣きながら逃げる。
しばらく追いかけっこしていると楽しそうな声が聞こえてきた。
遠くに見える複数の人の影。
チ「あれは…」
ブ「ブッ…ちょ、ちょっと…急に止まって、どうしたんですかッ」
キャハキャハと雪合戦や雪ゾリを楽しむ女性達。
空の上では３人の妖精が雪を降らしていた。
ブ「なんと楽しそうな雪遊びッ！！ぜひ私もお仲間にいれてくださぁ〜いッ！」
上機嫌で走っていくブルック。
自分の今の姿がよくわかっていないようだ。
案の定…
「いやぁぁぁぁあ〜ッ！！！」
「骸骨よッ！！骸骨ッ！！！」
「なんでこんなところに悪霊がッ！！」
口々に悲鳴の言葉をあげ、逃げ出す。
ここで逃げられては困る。
Die bacteriaについての情報が欲しかったチョッパーは急いで妖精達を止めにはいった。
チ「待ってくれッ！ちょっとでいいんだ！話を聞かせてくれ！」
〜〜〜〜
作者の呟き
本当は夏エリアを書いてたんです。
消えました。萎えました。
なので無理やり冬エリア突入させていただいて、夏エリアはちょっとしたギャク目的だったのでおまけでちょくちょく書いていきます。
ご了承くださいませ。
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作者名：koi | 作成日時：2019年2月17日 0時
