EP 74 ページ25
ーーー
…急すぎて私の心は準備不足だ。
あ「う、うん…ありがとう…///」
ル「ぅ〜ん…なんか違ェえ！」
あ「え？」
ル「今日も好きだ！昨日も好きだった！でも明日はもっともっとミラのこと好きになってんだ！」
あ「…ッちょ…///」
必死に伝えようとしてくるルフィ。
…もうわかったからッ！///と口を塞ぐ。
ル「だってお前…わかってねぇッ！」
あ「な、なにが…？///」
ル「兄弟とかそんなの関係ねェって言ったけど…でも…やっぱミラに伝わらねェのは辛ぇ！！」
ルフィが初めて私に想いを伝えた時…
私はその“好き”が兄弟か、仲間か、女としてかに悩まされた。
けど、エースの言葉でそれは兄弟としてでも仲間としてでもないルフィの感情だと知った。
それなのに…
何故かルフィは勘違いをしているようだ…
あ「ルフィ…もう十分すぎるほどルフィの気持ち伝わってるよ…？///」
ル「じゃあ、もうゾロに抱きついたりするなよッ？」
あ「み、見てたのッ？！///」
ル「おう！他の奴がミラに触んのはなんかムカつくし、なんか…こう…心が痛ェ！」
あ「ルフィ…」
ルフィの気持ちを思うと、私も心が痛い。
でも、それと同じようにゾロやエースにも…
あ「ごめんね、ルフィ…気をつけるね」
それなら、皆を傷つけないように私が気をつけなきゃ。
大切な人達を傷つけたくない。
もしかしたら、今ルフィと二人でいるところもゾロやエースに見られているかもしれない。
ふと、今まで気にしていなかったことが気になりだす。
あ「じゃあ私そろそろ行くね笑」
ル「おう！！笑」
ルフィの悪気ないストレートな言葉は時々、私を悩ませたりもする。
ナミがあの場にいたら“このバカのわがままなんて聞く必要ないのよ”なんて言ってたと思う。
でも思った事をそのまま伝えてくれたからこそ、気付けた。
そしていつも私を成長させてくれるんだ。
そんな事を考えながら私は大浴場の下へと降りると、ナミのいる風呂へと入っていった。
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作者名：koi | 作成日時：2019年2月17日 0時
