恋愛奮闘記 2【ONE PIECE】 (ページ2)

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EP 51 ページ2

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ゾ「ミラッ！！！」

シ「貴様の相手は…俺だ」

ゾ「…チッ…」

ギギギッ…

行く手を塞がれるゾロ。

ラフィットは気を失ったミラと財宝を抱え、岸辺を走っていく。

恐らく奥の方に彼らの船があるのだろう。

ゾ「…ッてめぇッ…邪魔だ！どけッ…」

ガキンッガキンッ…！

走り行くラフィットの陽快な走りが徐々に小さくなっていくと共にゾロの焦りも募る。

その時だった。

ラ「グハッ…」

ラフィットの腹部に何らかの衝撃が入った。

そして、地面へと落ちるミラをキャッチする一つの影。

ゾ「…ッ…おせぇんだよっ…」

シ「…チッ…」

黒ずくめのスーツ姿。

ラ「…あ、あなたはッ…」

這い上がるラフィットの両手にあったものはすでに目の前の彼の手の元にあった。

そう…

サ「姫を攫いに来ました…貴方のナイトです…」

サンジだった。

跪いていたサンジはムクッと立ち上がり、ミラを木の影へ優しく下ろした。

そしてタバコを取り出し、火をつけた。

フ～ッと舞い上がる煙。

サ「てめェ、ミラちゃんに何しやがった」

ギロッと睨むサンジ。

意識のないミラ、だがそれだけではないことは明らかだった。

ラ「ちょっとした実験ですよ」

サ「なに…？実験だと…？」

ラ「はい。我が黒ひげ海賊団はあるウイルスを入手しました。それも世界政府をも脅かすほどの…」

そしてポッケから白色の液体が入った試験管を取り出した。

ラ「これこそ“Die bacteria【BSI3】”通称“死の細菌”。このウイルスに感染した生き物に待つ運命…それは死あるのみ」

まさかという考えがサンジの脳裏を過る。