涼風譚 拾参

女の子の日(生理ネタ) ページ49

『ん〜っ...んっ...』

机作業を終え集中を解くとリビングからAの呻き声が。

｢A？大丈夫？｣

すぐに部屋からリビングに移動しソファに寄りかかるAを見つける。

『浩二さ、ん、お仕事終わったんですか...？』

｢うん。今日やることは終わり。おいで。｣

『ん...』

隣に座り抱きしめる。

｢あの日か〜。痛みは変わってあげたくても変われないからねぇ。薬持ってくる、どこ？｣

『寝室の、棚に...』

｢分かった。ちょっと待っててね。｣

すぐに取りに行きAの元に戻る。

｢A、大丈夫？飲める？｣

『ん...頑張り..んぅっ！？』

口移しで薬と水を流し込む。

｢...本当はダメなんだろうけどね。嫌だった？｣

『ふふ、浩二さんなら受け入れますよ。でもコウくんとかユートリヒ様みたいな事しますね。びっくりです。』

｢あいつらは10ヶ月止めてやる。なんて言いそうだけどね。｣

『確かにw浩二さんは言わないんですか？』

｢言わないよ。だってAに負担かけたくないし...また、あんな思いはしたくないからね。｣

『大丈夫ですよ』

｢今だって、Aがいなくならないか不安で仕方ないし。｣

『大丈夫、絶対いなくなりません。まだまだ、ずぅっと傍に置いてくれますか？』

｢うん。絶対だよ。絶対離さない。｣

『今も離してくれませんもんねw』

｢離さないけどこれはあっためてるんだよ｣

『ふふ、そうですね。暖かい。』

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