赤い星 妖怪学園Y 〜N遭〜

並べ並べ ページ50

いつの間にかマタロウが下に降り、行列に並んでいた。

それを追ってジンペイも窓からモモに乗り下に向かう。

「…かっこいい…」

『…』

なんだろう。

何でこんなに辛いんだ。

私には関係無いのに。

考えたくもないので、ジンペイに続いて窓から飛び降りた。

「Aちゃん！？」

「危ないよ！」

『…』

急降下しながら叫んだ。

『問題なああああああい！！！』

妖気を掌に目一杯纏わせて、地面に手から着地する。

その瞬間妖力で地面を押し、体を仰け反らせて前に倒れる。

足からしっかり着地できたので余は満足じゃ。

『さあ並ぼうか』






〜その頃上では〜

「…Aちゃんなんかすごいわ」

「今に始まったことじゃないけどね」








なんだかんだで、並んでます。

ジャングルの中通ったり海の中入ったり、なんか途中で脱いでたやつらいたけど、やっと店に入れた…。

「「フォーチュンビターブラックくださーい！！」」

ジンペイとマタロウの差し出した手に乗るのはお菓子ではなく、【sold out】の看板。

今日の分は完売してしまっていたようだ。

しかしジンペイは諦めてないようで。

チャ・リィさんに噛みついて離れない。









スッポンならぬスッポンポンかよ！！！


ほらコマくんがまた犠牲に…。

「『なにやってんだか…』」

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