無事 ページ25
A side
数メートル先の床に、断絶丸が突き刺さっていた。
「A殿!!!」
「「Aさん!!!」」
「Aちゃん…」
白い髪の毛が、ハラハラと数本落ちてくる。
『…ひー、こっわ…。
ギリギリだな…』
かすったのは、私の髪の毛。
血は出てない…っと。
危なかった。
あと少し遅かったらどうなっていたことか。
想像したくもない。
『フブキちゃん、怪我ないか?』
自分の下にいるフブキちゃんの安全を確認する。
「…うん、ありがとう…」
『良かった…』
それを聞いて安心した私は、すぐにフブキちゃんの上を退いて、刺さった断絶丸を抜き、紅丸に渡しに行く。
『ほい、頑張って』
「…かたじけない」
やや不機嫌そうに刀を受け取る紅丸は、下がってろと言わんばかりに私の前に出た。
『と言っても、このままじゃどうにもできないだろ…。
何か策がありゃいいんだけど…』
「マタロウ!!
なんとかヤツの動きを封じ込めてくれ!!」
中からジンペイが呼び掛ける。
「え!?
なんとかって!?」
戦える私に頼めばいいじゃん、と思うが、ちょっと口に出すのはやめておこう。
「いいからなんとかして!!!」
マタロウを突き飛ばすフブキちゃんの手から、微かな力を感じ取った。
マタロウが振り子にしがみつき、クロックマンの動きが止まる。
…いやアウトだろ。
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桜夜 - 饅頭さん» またジンエマダメな人いてくれた…!!じんぺが好きすぎる私がおかしいのかと思った…ww (2020年2月13日 8時) (レス) id: e216db5bf3 (このIDを非表示/違反報告)
饅頭(プロフ) - ジンエマ地雷持ちだったから大丈夫かと思っていたら… 意外と大丈夫でした(^p^) でもやっぱりジンエマはダメでした (^p^) (2020年2月12日 18時) (レス) id: bb1145914b (このIDを非表示/違反報告)
彼雨(プロフ) - なんと!?残念… (2020年2月2日 18時) (レス) id: 1d3d5b016f (このIDを非表示/違反報告)
桜夜 - 彼雨さん» 残念ながらまだ五話は上がっておりません…(泣) (2020年2月2日 18時) (レス) id: e216db5bf3 (このIDを非表示/違反報告)
彼雨(プロフ) - YouTubeなら多分見れると思います (2020年2月2日 13時) (レス) id: 1d3d5b016f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜夜 | 作成日時:2020年1月27日 0時