赤い星 妖怪学園Y 〜N遭〜

戦闘！クロックマン ページ23

戦おうとするAを、ジンペイはじっと見つめ、やがてこう言った。


「分かった。
その代わり、無茶したらダメだからな！！」

『おうよ！！！』

力強く返事したAは、

制服をバッと脱いだ。


「「ぴえっ！？！？」」


コマくんとマタロウは反射的に目を隠す。

『二人とも何やってんだ？』

平然としているAの姿を見て、二人は心底安心した。

「びっくりした…」

「下に着てたんだね…」

Tシャツと短パン。

いかにもやる気満々なスタイルだ。

『ああ、生身で動くならこれがベストかなって思ってさ。
いつも着るようにしてる』

「かっこいいーーって待って待って！！
今生身って言った！？」

『え、うん』

「おい、生身で戦うのか！？
今無茶すんなって言っt」

『だーかーらー！
変身したらわりと何でもできるからこうやって制限してるんだろ！？』

「…」

ニヤっと笑って指の骨をポキポキ鳴らすAは、端から見たら普通にヤンキーだが、妖気を纏えばそれも一人のHEROに変わる。

『っしゃいくぞジンペイ！！』

「おう！」

ジンペイはバケーラを呼び出し、紅丸に変身する。

「時は金なり。
この勝負、一瞬でケリをつけてくれよう」

そしていきなり、紅き一閃を繰り出した。

面倒な能力→←怨霊になった理由

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