古時計の怨霊 ページ21
No side
やはりあの古時計は怨霊だったのだ。
「あんた何であんなことすんのよ!!」
フブキは怨霊に向かって問い詰める。
「退屈だから、暇潰しにイタズラをしていたのさ。
どうだ?
う○ちを踏み続ける一日、楽しいだろ?」
ニヤニヤしながら喋る怨霊に、フブキはカンカンだ。
「楽しくない!!!」
突然、マタロウが口を開いた。
「これは、暇潰しなんかじゃない。
君が時々夜中に泣いたり、時間を戻したりするのは、昔に戻りたいからじゃないのか?」
怨霊の顔が歪んだ。
『昔に戻りたい?』
「どういうこと?」
「たぶん君は、ひでおさんとよしえさんと暮らしていた頃に戻りたいんだろ?」
更に顔を歪める怨霊。
図星のようだ。
「誰だよそれ?」
「時計の横に名前が彫ってあったんだ。
きっとこの時計の持ち主だった人だと思う」
Aは怨霊に近づき、側面を確認した。
確かに、〖ひでお、よしえ〗と彫ってある。
「その頃に戻りたいという気持ちが、君という怨霊をつくり出してしまったんだ」
28人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「妖怪ウォッチ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜夜 - 饅頭さん» またジンエマダメな人いてくれた…!!じんぺが好きすぎる私がおかしいのかと思った…ww (2020年2月13日 8時) (レス) id: e216db5bf3 (このIDを非表示/違反報告)
饅頭(プロフ) - ジンエマ地雷持ちだったから大丈夫かと思っていたら… 意外と大丈夫でした(^p^) でもやっぱりジンエマはダメでした (^p^) (2020年2月12日 18時) (レス) id: bb1145914b (このIDを非表示/違反報告)
彼雨(プロフ) - なんと!?残念… (2020年2月2日 18時) (レス) id: 1d3d5b016f (このIDを非表示/違反報告)
桜夜 - 彼雨さん» 残念ながらまだ五話は上がっておりません…(泣) (2020年2月2日 18時) (レス) id: e216db5bf3 (このIDを非表示/違反報告)
彼雨(プロフ) - YouTubeなら多分見れると思います (2020年2月2日 13時) (レス) id: 1d3d5b016f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:桜夜 | 作成日時:2020年1月27日 0時