赤い星 妖怪学園Y 〜N遭〜

音 ページ19

『犬のう○ちを踏むと頭の中でボーンボーンって音が聞こえて今日の朝に戻る…？
ボーンボーン…？？？』

なんかどっかで聞いたことあるような音…。

「昨日の夜眠れなくて、この食堂で取ってあったプリンを食べて…、あ、そういえば、誰かに見られてる気がした！！」

「見られてる？」

「あと、ギィーって不気味な泣き声みたいな音が聞こえてたような…」

『なにそれシンプルに怖い』

「それって…」

マタロウがある方向を見つめた。

つられて私たちもそちらを見る。






古い壁掛け時計が、そこにはあった。




カチカチと、規則正しく音が鳴っている。

ふと急に、その音は大きな鐘の音にかき消された。








ボーン…ボーン…






「これ！！
この音だったかも！！！」

「やっぱり、犯人はあの古時計だったんだ！！」

「「「『え！？』」」」

「あれは学園七不思議の一つ、〖呪われた古時計〗だよ！」

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