ミンハオはいい人 ページ16
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「ミンハオ〜」
MH「どうしたの?」
ミンハオは私の癒しそのもので、側にいるだけでかなり落ち着くんだよね〜。
「なにしてるの?」
MH「色んな絵の画像見てるの」
ミンハオのスマホを覗くと、なんとも言えない感じの絵の画像がずらりと。
ミンハオが描く絵もそうだけど、なんていうか感性がすごいといいますか凡人には分かり得ないなにかがある。
「ミンハオ、私も絵描きたい!」
MH「じゃあ描いてみる?」
「うん!」
ミンハオの部屋に移動して、私は自分専用の落書き帳を持参した。
MH「じゃあ、まず好きに描いてみて?」
落書き帳を広げ、手始めに私の得意な絵を描いてみせる。
それらしく描くためにサッサっと鉛筆を流すように描いた力作。
「出来た!」
描き終えた絵をミンハオに見せると、私の見間違えか一瞬眉間にシワが寄った気が…
MH「これなに?」
「ん?ミッ◯ーだよ?」
MH「あ、あーね!ミッ◯ーね!あはは!上手上手」
あれ?気のせいかな?ミンハオ今反応微妙だった気がするけど…ん?
MH「で、でもなんでこのミッ◯ーは鼻がこんな位置にあるの?」
「ん?あれ?ミッ◯ーってこんな感じじゃなかったっけ?」
MH「あぁ、Aから見るとミッ◯ーはこんな感じに見えるのね!おけおけ!」
絶対なんか思ってることあるよね?!これはミンハオの優しさなのかな?
だとしたら私相当才能ないのかもしれない。
少ししょぼんとしてみる。
MH「A?!だ、大丈夫だよ?!ほら、人の感性はそれぞれ違うわけだから!ね?!」
ミンハオ必死になってる…。
「うん…」
MH「ほら!次描いてみよ!次は絵の具使って描いてみようよ!また違う感じで描けるかもよ?」
「そうだね!」
好きな色の絵の具を出し、筆にたっぷりつけると落書き帳に自分の好きな絵を描いていく。
さっき鉛筆で描いた感じとはまた違ってすごく楽しい。
紙いっぱいに絵の具を塗り、頭の中で想像してるものをそのまま絵にする。
ミンハオが絵を描くのが好きな気持ちがすごくわかるくらい面白い。
「できた!見て見て!」
MH「見せて!お、おぉ〜!これは空かな?」
「ううん!海!」
MH「あ!あぁ〜!海!だよね!海だよね!」
「え…もしかしてミンハオには空に見えたの?」
MH「い、いや?!海に決まってるじゃん?」
あぁ、ミンハオはどこまでも優しい。
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あみ - そうです!ミンハオリクエストのものです!覚えていて頂いてほんとに嬉しいです泣。これからもたのしみにしてます! (2019年8月24日 0時) (レス) id: c0f44251b7 (このIDを非表示/違反報告)
melody.(プロフ) - あみさん» コメントありがとうございます!もしや、ミンハオリクエストくれたあみさんですか?!^^作品読んでいただいてありがとうございます!本当嬉しいですっ!! (2019年8月15日 15時) (レス) id: 047933f534 (このIDを非表示/違反報告)
あみ - もうひとつの小説から来ました!こちらも続編期待してます!頑張ってください!作者さんのふぁんです!!! (2019年8月15日 15時) (レス) id: c0f44251b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:melody. | 作成日時:2019年8月15日 2時