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ヌナの強がり ページ13

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HS SIDE



いつもと変わらない練習風景のはずなんだけど、Aヌナだけがなんかいつもと違う。



練習中何度も顔を歪めるのを僕は見逃さなかった。



HS「ヒョン、ちょっと休憩にしよ」



Aヌナの様子を伺うためスンチョリヒョンに休憩を入れてもらうよう頼んだ。



SC「そうだな!みんな、15分休憩!」



案の定、休憩に入った途端練習室の隅に座り込み足首を撫でるAヌナ。



なんで誰にも言わないんだろう。おそらく捻ったかなんかして痛いはずなのになんで何も言わないで練習を続けるんだろう。



Aヌナはちょっと変わっていて、大丈夫じゃない時には「大丈夫、大丈夫」って笑うくせに全然大丈夫な時に限って「大丈夫じゃない!全然大丈夫じゃない!」って大騒ぎする。



Aヌナはみんなが認める努力家で弱音は吐かないし自分のキャパを通り越しても尚その先に行こうとする。



HS「ヌナ」



「ん?なに、どうしたの?」



ヌナに少し休んで欲しくて、それを伝えるために近寄って声かけたけど足首をさすっていた手をパッとよけて笑顔でどうしたの?なんて聞いてくる。



HS「足首捻ったの?」



「え?ううん!捻ってないよ?」



HS「うそ」



「嘘じゃないって!本当だよ?」



まぁ、そう言うと思ったけど…



素直に認めないヌナの足首を掴み、くいっと動かす。



「いたっ…」



HS「ほらね。なんで言ってくれないの?なんで隠そうとするの?」



僕の質問に一瞬黙ったヌナだったけど、急に足を庇いながら立ち上がった。



「ちょっと来て」



HS「え?」



「スンチョリ、ちょっと飲み物買いに行ってくる」



SC「うん!練習再開するまでに戻れよ〜」



ヌナは僕の手を引いたまま練習室を出て、自販機の前にあるベンチに腰掛けた。



「私の足首のこと、みんなには言わないでね」



HS「でも、休んだ方が」



「いいの!休んでる場合じゃない。私は女だしその分やっぱりみんなとの差が出ちゃう…。そんなんじゃ悔しいから。だから足首が痛くてもそんなの我慢してみせる」



ヌナはかなりの強がりだ。



デビュー当初、女だから女だからって性別上の批判をモロに受けてきたヌナだからこそ誰よりも上を目指す志みたいのが高いんだと思う。



でもこのまま無理したら余計酷くなるかもなのに。



HS「でもヌナ、練習中何度も顔歪めてたしすごい痛いんでしょ?」



「大丈夫、大丈夫!」



ほらね、ヌナは本当に強がりだ。



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あみ - そうです!ミンハオリクエストのものです!覚えていて頂いてほんとに嬉しいです泣。これからもたのしみにしてます! (2019年8月24日 0時) (レス) id: c0f44251b7 (このIDを非表示/違反報告)
melody.(プロフ) - あみさん» コメントありがとうございます!もしや、ミンハオリクエストくれたあみさんですか?!^^作品読んでいただいてありがとうございます!本当嬉しいですっ!! (2019年8月15日 15時) (レス) id: 047933f534 (このIDを非表示/違反報告)
あみ - もうひとつの小説から来ました!こちらも続編期待してます!頑張ってください!作者さんのふぁんです!!! (2019年8月15日 15時) (レス) id: c0f44251b7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:melody. | 作成日時:2019年8月15日 2時

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