▽興奮と混乱【じょんはん】 ページ25
【ｼﾞｮﾝﾊﾝside】
ｼﾞｮﾝﾊﾝ「A、お顔拭くよ。」
A「…っ、やめて…(泣)」
ｼﾞｮﾝﾊﾝ「うん、ごめんごめん。じゃあここ置いとくね。」
そう言って枕元にタオルを置くと
すぐにそれで顔を隠してしまった。
嫌がられることは分かってるけど
それでもそっと、Aの背中を撫でる。
ｼﾞｮﾝﾊﾝ「手、痛くない？我慢しなくていいんだよ。」
A「…」
ｼﾞｮﾝﾊﾝ「お薬もあるから、痛みが強くなったら言ってね。」
A「…さわ…いで…」
ｼﾞｮﾝﾊﾝ「ん？」
A「…っ、さわらないで…っ、もう出てって!!(泣)」
背中を撫でる手を払われた。
これくらいなら大丈夫だと思ってたけど
想像以上に興奮が強くて、やっぱり近付けそうにない…
ｽﾝﾁｮﾙ「どうだった？」
ｼﾞｮﾝﾊﾝ「駄目、かなり興奮してるから一人にしといた方がいい。」
ｽﾝﾁｮﾙ「手の事も絶対言わないんだよ。"痛い"って。」
ｼﾞｮﾝﾊﾝ「痛みに弱い子が…痛くない訳ないじゃん…」
いっそ、"痛い"って泣きわめいてくれた方がいい。
痛みも恐怖も不安も、何一つ表に出さずに溜め込んだって
そんなものすぐに耐えきれなくなるのに…
そう思っていた時、
Aの心電図モニターがエラー音を発して
驚きながらも急いでスンチョルと病室に走った。
ｽﾝﾁｮﾙ「Aどうした!?」
ｼﾞｮﾝﾊﾝ「ちょっ、何やってんの駄目だよ!!」
心電図モニターのコードを無造作に外して
点滴を固定してるテープも剥がして、今にも針を抜きそうな状態。
咄嗟にその手を掴んで制止したけど…
A「いやっ…はなして…っ…(泣)」
ｼﾞｮﾝﾊﾝ「A、お願いだから自分を傷付けないで。
Aが痛くて苦しんでる姿見ると、先生もつらいんだよ…」
A「…っ、」
ｽﾝﾁｮﾙ「ごめんなA…先生たちがもっと早く何とかしてやれたら…
そしたらこの手だって、傷つかずに済んだのに…」
スンチョルと俺は、必死でAをなだめた。
自分を傷付けるほど追い詰められていた事に気付いてあげられなくて、
A「…っ、ちがう…」
ｼﾞｮﾝﾊﾝ「違う？…何が違うのか教えてくれる？」
A「手の傷…わざとじゃない…」
ｼﾞｮﾝﾊﾝ「え…？」
突然、今にも消えそうな声でAが話し始めた。
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ORI(プロフ) - zyagaimoさん» こちらこそ、いつも読んでいただきありがとうございます( ¨̮ )温かいコメントのおかげで頑張れます。本日移行しましたので、引き続きよろしくお願いします(*ˊᵕˋ* ) (2022年11月29日 20時) (
レス) id: bc8df6ecae (このIDを非表示/違反報告)
zyagaimo(プロフ) - この作品読んでたら涙が出てきます。ほんとに書いてくれてありがとうございますゆっくりで良いですのでこれからも楽しみにしてます！一日の終わりの癒しです♡ ͛ (2022年11月28日 23時) (レス) @page49 id: 997977e9f3 (このIDを非表示/違反報告)
ORI(プロフ) - ruiさん» リクエストありがとうございます( ¨̮ )リストには追加しておきますがお待たせしてしまうかもしれません。ご了承ください。気長にお待ち頂けると嬉しいです(*ˊᵕˋ* ) (2022年11月24日 21時) (レス) id: bc8df6ecae (このIDを非表示/違反報告)
ORI(プロフ) - ジュンぴ推しさん» お気遣い頂きありがとうございます( ¨̮ )ちょっと予定よりバタバタしてしまって長い間放置しておりました。また再開しますので、よろしくお願いします！温かいお言葉感謝いたします❁¨̮ (2022年11月24日 21時) (レス) id: bc8df6ecae (このIDを非表示/違反報告)
ORI(プロフ) - 赤福食べたいさん» お返事遅くなり申し訳ありません!!ハートありがとうございます♡これからもどんどんお願い致します(笑) (2022年11月24日 21時) (レス) @page47 id: bc8df6ecae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ORI
| 作成日時：2022年10月2日 17時
