▽見えてきた傷【すんちょる】 ページ23
【ｽﾝﾁｮﾙside】
ｽﾝﾁｮﾙ「A大丈夫そう？」
ﾄﾞｷﾞｮﾑ「はい、血圧安定してます。」
ｽﾝﾁｮﾙ「じゃあ始めるよ。」
ﾄﾞｷﾞｮﾑ「お願いします。Aちゃん、頑張ろうね。」
Aに鎮静をかけて眠ってる間に
一番切れてる右手の縫合を始めた。
局所麻酔をして、丁寧に縫い合わせていく。
ｳｼﾞ「手首の方じゃなくて良かったよ。」
ｽﾝﾁｮﾙ「ほんと…考えただけでゾッとする…」
血を洗い流して確認出来た傷は
右手親指の付け根部分だった。
状況だけで考えたら、もしかして手首なんじゃないかと思ったけど
取り返しのつかないような傷じゃなくて、とりあえずはホッとした。
ｽﾝﾁｮﾙ「よし、こんなもんかな。」
ﾄﾞｷﾞｮﾑ「先生…やっぱり傷は残りますよね？」
ｽﾝﾁｮﾙ「そうだな…」
ｳｼﾞ「大丈夫、目立つ程じゃないと思うよ。」
女の子だし傷が残らないようにしてあげたいけど…
完全に元通り、っていうのは難しいと思う。
ﾐﾝｷﾞｭ「先生、今話しかけても大丈夫ですか？」
ｽﾝﾁｮﾙ「縫合終わったから大丈夫、何か分かった？」
ﾐﾝｷﾞｭ「それが…」
Aに何があったのか。
その答えに結び付く何かを得るために
ミンギュが他の看護師に話を聞きに行ってくれていた。
ﾐﾝｷﾞｭ「ウミちゃんの友達が来てたみたいで…
Aがラウンジで一緒に話してるのを見た、って。」
ｽﾝﾁｮﾙ「そんなことだろうと思ったよ…それで？」
ﾐﾝｷﾞｭ「その会話で何があったのかは分かりませんけど…
ウジ先生が言っていた通り、Aが走って病室に入っていくのを見たって人もいて…」
ｳｼﾞ「耐えられなくなったんだろうね、その空間に。
それで逃げるように病室へ戻ったせいで発作が起きたのは分かった。あとは、この手の傷がA自らやったのか、ただの事故だったのか…」
ｽﾝﾁｮﾙ「…、」
何かに耐えられなくなって、衝動的に自分を傷付けた？
いや…Aがそんなことするはずない…
ｳｼﾞ「ひとまずAを部屋で休ませてあげよう。」
ｽﾝﾁｮﾙ「今日空いた個室使ってもいい？また予定が狂うけど…」
ｳｼﾞ「もちろん。部屋の調整はまたやればいいよ。」
これ以上はAとウミちゃんを同じ部屋にしておけない…
とりあえず今空いたばかりの個室に移動させて
Aの体と心を安定させてあげないと…
▼ただ、顔を見たくて【じょんはん】→←▼何がどうなってんだ【すんちょる】
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ORI(プロフ) - zyagaimoさん» こちらこそ、いつも読んでいただきありがとうございます( ¨̮ )温かいコメントのおかげで頑張れます。本日移行しましたので、引き続きよろしくお願いします(*ˊᵕˋ* ) (2022年11月29日 20時) (
レス) id: bc8df6ecae (このIDを非表示/違反報告)
zyagaimo(プロフ) - この作品読んでたら涙が出てきます。ほんとに書いてくれてありがとうございますゆっくりで良いですのでこれからも楽しみにしてます！一日の終わりの癒しです♡ ͛ (2022年11月28日 23時) (レス) @page49 id: 997977e9f3 (このIDを非表示/違反報告)
ORI(プロフ) - ruiさん» リクエストありがとうございます( ¨̮ )リストには追加しておきますがお待たせしてしまうかもしれません。ご了承ください。気長にお待ち頂けると嬉しいです(*ˊᵕˋ* ) (2022年11月24日 21時) (レス) id: bc8df6ecae (このIDを非表示/違反報告)
ORI(プロフ) - ジュンぴ推しさん» お気遣い頂きありがとうございます( ¨̮ )ちょっと予定よりバタバタしてしまって長い間放置しておりました。また再開しますので、よろしくお願いします！温かいお言葉感謝いたします❁¨̮ (2022年11月24日 21時) (レス) id: bc8df6ecae (このIDを非表示/違反報告)
ORI(プロフ) - 赤福食べたいさん» お返事遅くなり申し訳ありません!!ハートありがとうございます♡これからもどんどんお願い致します(笑) (2022年11月24日 21時) (レス) @page47 id: bc8df6ecae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ORI
| 作成日時：2022年10月2日 17時
