△ここからが始まり【じょしゅあ】 ページ26
【ｼﾞｮｼｭｱside】
翌日、すぐお父さんに連絡をした。
“他人がふざけた事を言うな”
そう怒鳴られるのも覚悟で。
もちろん最初は戸惑っていたけど
それから数日後にもらった返事は、
“Aを宜しくお願いします”だった。
アメリカでも仕事は忙しいだろうし
異国の病院にAちゃんを一人置いておくのも心配だった、って。
だから、入院してる間はもちろん
いつか退院出来た時の生活のフォローも任せてもらった。
ｼﾞｮｼｭｱ「はぁ…」
ｼﾞｭﾝ「大丈夫ですか？」
ｼﾞｮｼｭｱ「うん…一段落したから気が抜けちゃって。」
ｼﾞｭﾝ「バタバタでしたもんね、お疲れさまです(笑)」
そして今日、Aちゃんのお父さんはアメリカへ発った。
一時はどうなるかと思ったし
今でも本当にこれで良かったのかなって一瞬頭をよぎるけど…
あのままAちゃんの手を離してたら
僕はきっと、一生後悔することになってた。
ﾐｮﾝﾎ「お疲れさまです。」
ｼﾞｮｼｭｱ「お疲れさま、Aちゃんの様子どう？」
ﾐｮﾝﾎ「特に変わったことはないです。
今もプリン食べたいって言ってましたよ。」
ｼﾞｭﾝ「プリン…(笑)」
ｼﾞｮｼｭｱ「そっか…なら良いけど。」
ﾐｮﾝﾎ「でも注意はしておきます。
我慢して強がってるって可能性もあるので。」
ｼﾞｮｼｭｱ「うん、そうだね…」
Aちゃん自身がアメリカに行きたくないって思っても
やっぱりお父さんと離れ離れになるのは別問題で…
今日は気持ちが沈んじゃうんじゃないかって心配してるんだけど
そんな感じは全くなくて、普段通りに過ごしてる。
ｼﾞｮｼｭｱ「改めてよろしくね、Aちゃんの事。」
ｼﾞｭﾝ「もちろんですよ。」
ﾐｮﾝﾎ「僕も。ジョシュア先生の決断には大賛成ですから。」
ｼﾞｮｼｭｱ「ありがとう、二人とも。」
これは、僕だけの力じゃどうにもならない。
Aちゃんを支えてあげるには
ジュンやミョンホ、その他のスタッフの協力が必要不可欠なんだ。
ﾐｮﾝﾎ「あ、そうだ。Aちゃんから先生に伝言です。」
ｼﾞｭﾝ「ん？伝言？」
ｼﾞｮｼｭｱ「なに？」
ﾐｮﾝﾎ「“点滴終わりにして欲しい”と“飲み薬減らして”だそうです。」
ｼﾞｭﾝ「何それ、無理だよ(笑)」
Aちゃんは今まで出会った患者さんの中で
上位に入るくらい手の焼ける子かもしれないね。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1542人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ORI(プロフ) - みかんさん» お返事遅くなりすみません！リクエストなのですが、今の設定を変えてお話を書くことが難しく、ご希望にお応えする事が出来ません。せっかくご提案頂いたのに申し訳ないです。また他にもリクエストあればお待ちしてます、宜しくお願いします( ¨̮ ) (2022年2月1日 22時) (
レス) id: bc8df6ecae (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - これからも更新楽しみにしています！(^^) (2022年1月31日 0時) (レス) id: bf71a0c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - いつも更新を楽しみに読ませて頂いています！ リクエストなのですが、高校生の女の子が産婦人科医のジョンハンさんに優しく診察されるっていう長めのお話が見れたら嬉しいです。 よろしくお願いします(｡ᵕᴗᵕ｡)" (2022年1月31日 0時) (レス) id: bf71a0c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
ORI(プロフ) - なびさん» コメントありがとうございます( ¨̮ )頂いたリクエストはリストに入れておきます！もしかしたら他の方のリクエストと合わせて書かせて頂くかもしれません、ご了承ください。これからも宜しくお願いします♬♡ (2022年1月30日 22時) (レス) @page45 id: bc8df6ecae (このIDを非表示/違反報告)
なび - いつも楽しく読ませてもらっています！！リクエストなのですが、新しい女の子が同部屋として入ってきて、でもその子が少し意地悪でトラブっちゃうシーンが見たいです>_<これからも応援してます！！ (2022年1月30日 22時) (レス) id: 95900815f4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ORI
| 作成日時：2021年12月7日 19時
