▲見つからない答え【じょしゅあ】 ページ21
【ｼﾞｮｼｭｱside】
A「…ﾊｧ…っ、ﾊｧ…」
ｼﾞｮｼｭｱ「酸素つけてあげて。」
ﾐｮﾝﾎ「はい。Aちゃんお顔ごめんね、酸素マスクしようね。」
ｼﾞｭﾝ「ヒョン、エコーで診た方が良いよね？準備してくる。」
ｼﾞｮｼｭｱ「うん、お願い。」
A「ﾊｧ、ﾊｧ…っ、ﾊｧ…」
ｼﾞｮｼｭｱ「Aちゃん苦しいね…
すぐ点滴からお薬入れてあげるから、もう少し頑張って。」
Aちゃんの発作に気付いたミョンホから連絡を受けて
急いで病室へ走ったけど、想像以上に苦しそうだった。
心電図モニターに表示される脈はかなり乱れてて
肩で息をしながら、必死に酸素を取り込もうとしてる。
ｼﾞｮｼｭｱ「Aちゃん、エコーの検査だけさせてね。」
A「ﾊｧ……ﾊｧ…、」
ｼﾞｭﾝ「少し体勢変えてあげた方が楽かも。」
ﾐｮﾝﾎ「ベッド起こしますか？」
ｼﾞｮｼｭｱ「そうだね、少しだけ上体起こしてあげようか。」
ｼﾞｭﾝ「Aちゃん、体の向き変えるからね。」
A「…っ…ん…」
ｼﾞｭﾝ「うん、ごめんね。痛いことはしないから大丈夫だよ。」
点滴から薬を入れたから落ち着いてくるとは思うけど
効果が出るまでは、少しでも呼吸が楽な体勢にしてあげる。
それからジュンが準備してくれたエコー検査をして
終わった頃には薬が効いて、Aちゃんは眠ってしまった。
ｼﾞｭﾝ「お父さん、すぐ来てくれるそうです。」
ｼﾞｮｼｭｱ「そう、良かった。」
ｼﾞｭﾝ「転院の事、来てもらった時に話しますか？」
ｼﾞｮｼｭｱ「…お父さん仕事の途中だから忙しいんじゃないかな。」
ｼﾞｭﾝ「でも、やっぱり無理ですよ、アメリカなんて…」
ｼﾞｮｼｭｱ「それは僕も分かってるけど、だからって引き離すの？
僕たちにそこまで首を突っ込む権利なんてないし、仮にAちゃんを転院させないにしても、その後の事は？お父さんと離れちゃうと、Aちゃんには身寄りが無いんだよ。」
ｼﾞｭﾝ「…そう…ですけど…」
分かるよ、ジュンが言いたいこと。
でもこれはAちゃんの将来に関わる事だし
他人の僕らが容易く触れていい問題じゃない。
僕だって、毎日そんな風に自分自身へ言い聞かせてるんだ…
それでも今日みたいに発作が起きて苦しんでる姿を見てしまったら
自分でもどうしようもないくらいに気持ちが揺らいでしまうけど…
△誰かがいてくれること【じゅん】→←△相手を知ること【みょんほ】
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1542人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ORI(プロフ) - みかんさん» お返事遅くなりすみません！リクエストなのですが、今の設定を変えてお話を書くことが難しく、ご希望にお応えする事が出来ません。せっかくご提案頂いたのに申し訳ないです。また他にもリクエストあればお待ちしてます、宜しくお願いします( ¨̮ ) (2022年2月1日 22時) (
レス) id: bc8df6ecae (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - これからも更新楽しみにしています！(^^) (2022年1月31日 0時) (レス) id: bf71a0c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - いつも更新を楽しみに読ませて頂いています！ リクエストなのですが、高校生の女の子が産婦人科医のジョンハンさんに優しく診察されるっていう長めのお話が見れたら嬉しいです。 よろしくお願いします(｡ᵕᴗᵕ｡)" (2022年1月31日 0時) (レス) id: bf71a0c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
ORI(プロフ) - なびさん» コメントありがとうございます( ¨̮ )頂いたリクエストはリストに入れておきます！もしかしたら他の方のリクエストと合わせて書かせて頂くかもしれません、ご了承ください。これからも宜しくお願いします♬♡ (2022年1月30日 22時) (レス) @page45 id: bc8df6ecae (このIDを非表示/違反報告)
なび - いつも楽しく読ませてもらっています！！リクエストなのですが、新しい女の子が同部屋として入ってきて、でもその子が少し意地悪でトラブっちゃうシーンが見たいです>_<これからも応援してます！！ (2022年1月30日 22時) (レス) id: 95900815f4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ORI
| 作成日時：2021年12月7日 19時
