寄せ集めの僕ら。 (ページ11)

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8話ページ11

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S side

｢しょーうくん。朝だよ。｣

｢…え、智くんが起きてる…？！｣

日曜日の朝6時。いつもだったら+5時間は寝てる日。でも今日はいつもとは少し違う。
智くんの後ろには、既に家を出る支度が出来たちびっ子3人組が。
あーなるほど、こいつらに智くんは起こされたのね？笑

｢しょーさん遅い！はやく！｣

｢遊園地！遊園地！｣

そう、今日は5人で遊園地に行く約束をしてたんだ。いつもはクールな末っ子2人も、今日はめちゃくちゃはしゃいでる。
可愛いなー。あー、可愛い。笑
頭を撫でてから起き上がり、服を着替えようと思ったら、兄弟4人もついてきた。

｢ちょっと…着替えづらいんですけど。｣

｢しょーちゃん、したくおそいから監視！｣

｢智くんー、3人下で待たせといてよ〜｣

｢やだ。しょーくんの着替え見たい。｣

何だよもう、みんな楽しみ過ぎてテンションおかしいことになってんじゃねえか。
ささっと着替えてみんなと一緒にリビングに入る。軽く朝ご飯を済ませてから外に出た。
たたっと走り出すちびっ子達。そんなに焦んなくても遊園地は逃げていかないのに(笑)

｢しょーさん、電車行っちゃう！｣

｢しょーくん、さとにい早く！｣

｢へいへい…よし、しょーくんダッシュだ。｣

｢はいよ。任せといて。｣

智くんと2人、急いでちびっ子3人組の元に向かえば、智くんはまさきを、俺はかずとじゅんを抱きかかえて、駅まで猛ダッシュした。
久々の遊園地、皆で楽しく過ごそうな？