片想い [幼なじみ] ページ9
「えー?好きなところ〜?すっごい優しくて、すっごい大人なんだよね〜」
「へぇー」
「ちょ、もうちょっと興味持ってよ!」
今日は幼なじみのAが家に遊びに来ていた
片想いしている先輩が職場にいるらしく、聞きたくないけど聞いておきたいと言う矛盾が生まれ、そいつのどこが好きなのか聞いてみた
優しくて大人。なんやそれ、俺だって優しいし大人やし。
俺の気持ちには昔から全く気付かずで今も惚気話を聞かされている
「あ!先輩からLINE!」
嘘!!デート!?そんな声が聞こえ、後ろから画面を覗き込む
「ねぇ!デートだって!土曜!誘われちゃった〜!」
「遊ばれてんじゃね?」
全く面白くない俺はフッと鼻で笑いAをからかう
「先輩はそんな人じゃありません!何着て行けばいいかなー?ねえ、壱馬はどう思う?」
「わかんね」
「もー。無難にワンピースとかでいいかな!」
ワンピースって、、オシャレして行く気満々やん、、
「あんま短いの着て行くなよ」
「え?あー、うん!」
よく分かってないみたいやけど、とりあえず返事したって感じやな
男なんか何してくるか分からんねんから。
「それと、デート終わったら俺ん家来て」
「え、なんで?」
「えーから」
「わかった、また連絡するね」
そのまま泊まりなんか絶対させへん
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作者名:ysakamosan | 作成日時:2022年6月24日 23時