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それから俺の家に帰り、シャワーを浴びさせた
「ねぇ、壱馬くん、、なんで来てくれたの?」
ソファーに座るAの隣に腰掛け
「なんか胸騒ぎがしたから」
Aの頭を肩にのせ、頭を撫でた
「ほんまになんもされてへんの?」
「うん、大丈夫」
そうはいってもすごく怖い思いをしたことに変わりはない
「へへ、なんかカップルみたいだね、これ」
確かにこの体勢はカップル以外はせえへんやろな
「俺はカップルになりたいけど」
「、、え?」
少し遅れて、小さな声がした
「俺、お前のこと好きやねんけどさ。お前に彼氏出来たって聞いてめっちゃ焦ってて、ええ奴ならまだしもあんなクソ男やったから余計に俺が幸せにしてあげたいって今日思って、、」
「ご、ごめん、頭が追いつかない、、好き、、?なの?」
焦って早口で大胆な告白をしてしまい、Aは顔を真っ赤にしていた
「と、とにかく!ゆっくりでもええから、俺のこと意識してほしいなって、、」
「、、っ、、がんばる、、」
今までにない空気が流れていたけど、今日のお目当てのゲームを始めるとまたいつもの二人に戻っていた
この調子やとまだまだ先は長いな、、
やっぱり幼なじみの運命なんか?
不安がよぎりながらも、ゲームをするAの横顔を見つめては可愛いな、また見つめては可愛い、を繰り返す夜になった、、
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作者名:ysakamosan | 作成日時:2022年6月24日 23時