ゲーム [紅一点] ページ38
壱馬さんを始め、何人かのメンバーがハマってるシューティングゲーム
収録の待ち時間に楽しむ声が楽屋の外まで聞こえそう
「はい10キル〜」
「え!はや!壱馬さんすげぇ(笑)」
私はなんのこっちゃ訳が分からないけど、海青は壱馬さんを褒めまくる
「ねぇー、、ねえってばー」
「ん?どしたんAちゃん」
楽屋には今私を含めてこの3人だけ。
1人ほったらかされているのが嫌で声をかけると、甘やかすような声で、いつもは呼び捨てなのにちゃん付けで返事を返す壱馬さん。
「Aちゃんもやってみる?」
「え、うん、、」
「じゃあ俺とやろ」
海青と一緒にすることになり、壱馬さんは私を足の間に座らせて後ろからコントローラーの使い方とか敵がどこにいるとか優しく教えてくれる
「ちゃうちゃう!これ撃ってみ!ほら〜いけた!」
「やったあ!1人倒したー!」
やってみると想像以上に難しくて、1人を倒すのに何戦もして、やっと倒せた喜びでパッと後ろを振り返った。
「っ、、」
振り返ると壱馬さんの顔がすぐそこで、、、
「おお、ごめんごめん」
「ううん、、」
壱馬さんは何にも気にしてない様子で、大きな手で私の頭を撫でた
隣の海青はわ〜と口に手を当てて、乙女か!とつっこみたくなる反応をしていた
「壱馬さんって、、ほんとかっこいい、、」
壱馬さんに頭を撫でられながら顔を見つめているとつい口走ってしまう
「え?(笑)なによ急にどうしたん(笑)
Aの方が可愛いで?」
「っ、、も、もう!!もっかいしよ海青!」
自分からかっこいいなんて言っておいて、可愛いと言われたら照れてしまうバカな私
その後も壱馬さんの足の間で、ふわっと香る香水の匂いにドキドキしながら教えてもらい
3人でゲームを楽しんだ。
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作者名:ysakamosan | 作成日時:2022年6月24日 23時