いろんな川村さん。(川村壱馬) (ページ33)

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恋　[先輩] ページ33

"壱馬side"

「かーずーませーんぱい！おはよーございます！」

「、、またあんたか、、」

このうざったい奴は俺の通う高校の後輩で、不良に絡まれている所を偶然助けたことで俺に惚れたのか、毎日待ち伏せされている

「壱馬先輩、遅刻ですよ！ほらもう9時になる！」
「ええやろ別に。つーかあんたまで遅刻してどーすんの」
「だって！朝から壱馬先輩に会いたくて、、へへ」

ため息をつき、無視して歩き出す

学校に着くともう授業はとっくに始まっていた

「俺はあっちやから。君はお馬鹿さんやからちゃんとお勉強しいや？」
「なっ、お馬鹿さんじゃないです！あ！また無視！！」

俺はスタスタと別校舎のさぼり部屋に向かう

1番端の今は使われていない教室で、とにかく居心地が良くて気に入ってる

あいつ、ええ加減どっか行ったらええのに、、
たかが助けたくらいで惚れるとか、軽い女。

そんな事を思いながらソファにドカッと寝転ぶと自然と目を閉じていつの間にか眠っていた