いろんな川村さん。(川村壱馬) (ページ16)

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「サニーは無事なんでしょうね」
「さあな」

手を拘束されたまま奥の部屋に進む

「やあっと来たかぁ！おー！いい女だなぁ」

こいつがここのボス

ひと目見ればすぐに分かる

「どういうつもり？子供に手出すなんて」
「君は容姿、知識、戦闘、全てSランク。こんな女手に入れない訳にはいかないだろう」

だからといって子供を攫って良いわけがない

「Aー！！」

ボスの後ろから聞き慣れた声が聞こえ、同じく手を拘束されたサニーが出てきた

「っ！サニー！！大丈夫なの！？怪我は！？」
「だ、大丈夫だよ、、」

この鎖じゃ、プロテクトは使えない

どうにかしてこれを外さないと。

「さあ、このガキはもう用無しだ。おい、やれ」

嘘でしょ、

こいつらサニーを、、

ルプスの言った通り私が来てもサニーが助かるなんて保証はどこにもなかった

サニーを助ける方法はこれしかない、、

「っ、サニー！プロテクトを全開にして！！」
「えっ、、で、でもそんなのしたことないよ、、」
「いいから！！サニーならできる」

私の鎖には加工品を使っているけど、サニーの鎖はただの鎖。

子供だと思って甘く見られちゃ困る

この子はもう8歳。使ったことはなくてもすでにプロテクトを使える歳。

「くたばれ！！」

サニーの後ろにいた男がナイフを振りかざす

その瞬間、ナイフはパキンと真っ二つに折れ、床に転がった

「で、できた、、！」
「そのまま力をキープして」

プロテクトを限界まで使ってしまうと気を失ってしまう

でも力のキープは初めて使う人にとってすごく難しいこと。

「A、、力がどんどん溢れる、、」
「ダメ！サニー、落ち着いて！それ以上使ったら、、！」

バタッ！

サニーは気を失いその場に倒れる

その隙を狙ってまたナイフを振りかざそうとする男

この鎖さえ、、！お願い、、外れて、、

ガシャンッ！！

えっ、、