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『さすが草壁さん・・・おいしい』
おいしそうに、だけどどこか複雑そうに食べる彼女
大分空気もいつも通りに戻ったところで僕はようやく口を開いた
「・・・、・・・ねえ昨日の事なんだけど」
『！！！』
わかりやすく硬直した
『あ！あの！昨日のは！私が全て悪くて！！確かにツナさんのことは好きですが
それはボスとしてというかお友達としてというか！！そもそも私はツナさんにフラれて
彼のことはもうすっぱり諦めたから全くぜんっぜんそんなつもりはないんです！！！
だから昨日の事は誤解というか・・・だから』
溢れ出る涙を何度も袖で拭き続ける彼女
『わっわだし・・・ごめんなさい
もっと、ちゃんと、ひばりさんの彼女として、がんばるから
だから・・・もういっかい、チャンスくだざいっ・・・おねがいします』
「チャンスって何の」
『ひばりさんとぉ、ヒクッ、お付き合いつづけるための・・・ひっく』
「そんなのないよ」
『っ！！！・・・、・・・じゃあ、もう、別れ・・・』
「別れるつもりも、恋人を継続するためのチャンスもない
全く、今回は僕が勝手に暴走したのに、なんでそっちが悪いと思い込むかな・・・」
『だって』
「君は悪くないよ」
ベッドから降りて彼女の体を引き寄せる
彼女から怯えは感じず、そのままきつく抱きしめた
確かにあいつといた方が、安全で幸せかもしれない
僕はあいつと違って自らケンカを売りに行くし、売られたら買いに行く
僕はこういう事に関しては不器用だから、絶対に泣かせる
だけど
「・・・」
背中に回された彼女の手が僕の服を強く握りしめるのがわかる
(この子だって、それをわかって僕を選んでくれたんだ・・・)
僕から手放すなんて絶対ない
だから君も僕を手放さないで
「・・・それなに」
『え？』
テーブルに置いてあったビニールに包装されたもの
『あ、これは、昨日のクッキーをリベンジしたんです・・・こ、今度は雲雀さんのために』
「・・・」
それを受け取り口に運んだ
「・・・固い」
『え！？』
「なにこれ、すごくしょっぱい・・・」
目を見開き自分も一口食べた彼女
『わあああ！すみません砂糖と塩間違えました！！ぺっしてください！！ぺっ！！』
顔を真っ赤にして慌てる彼女に僕は柄にもなく声を出して笑った
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酩酊(プロフ) - 新シリーズ楽しみだぁーーーー！！ (2019年9月2日 19時) (
レス) id: 9328736ae6 (このIDを非表示/違反報告)
四ッ谷善哉(プロフ) - 新シリーズ待ってまぁぁぁぁす！ (2019年9月1日 20時) (レス) id: 01853c894f (このIDを非表示/違反報告)
コハク(プロフ) - いつ読んでも面白い作品です！更新楽しみに待っています！ (2019年8月23日 22時) (レス) id: 8c5187e681 (このIDを非表示/違反報告)
野坂くん尊き - リクの受け付けが終了していたにもかかわらず、書いていただき、ありがとうございました！最っ高です！これからも更新頑張って下さい！応援してます！ (2019年7月31日 15時) (レス) id: 5271d69b7b (このIDを非表示/違反報告)
聖カコ(プロフ) - ああもう、かわええんじゃああ…暑くなってきましたし、無理はなさらないでくださいね。 (2019年7月25日 16時) (レス) id: 8872e55fe7 (このIDを非表示/違反報告)
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