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そろそろ仕事に戻ろうとその場を離れようとする
「でもさ・・・私、ちょっと心配なんだよね」
「なにが？」
「ヒバリさんと付き合って・・・雪代さん本当に幸せになれるのかって」
進めようとした足が止まる
「なんで？だって雪代さんもヒバリさん好きだし、ヒバリさんも雪代さんの事好きじゃん
両想いほど幸せなものなくない？
実際雪代さんいつも幸せそうだし・・・よくダメツナ達にも惚気てるじゃん」
「そうなんだけど
私内心、雪代さんにはダメツナの方がよかったんじゃないかなーて思ってんだー」
「なんだなんで？だってダメツナと比べたらヒバリさんなんでも持ってんじゃん」
「確かに、強いし顔良いし、お金もある・・・だけどさ
たぶんそれって雪代さんにとっては全部どうでもいいことだと思う」
「・・・確かに、じゃないとダメツナの事好きにならないしね
じゃあダメツナには合ってヒバリさんには無いものってなに」
「平穏」
「・・・」
「ダメツナは、なんかたまにヤバイ奴とかに絡まれたりしてるけどさ
ヒバリさんと比べればマシなんじゃないかなーって
そもそも、雪代さんって暴力嫌いじゃん？ヒバリさんて戦うこと好きみたいだし
ヒバリさんと一緒だと雪代さん傷つかないかなーって・・・」
あの子が殺し屋やマフィアと戦っていたなどつゆ知らず彼女のことを語る二人
止めていた足を動かし応接室に向かう
(あの子に平穏が必要・・・？そんなの知ってる)
でも、それから遠く離れた場所に居続けると決めたのはあの子自身だ
僕は一度も強要していない
あの子が命と隣り合わせの場所にいると覚悟を決めたのはあいつの傍にいたいからだ
「は」
”あいつのそばにいたいから”・・・？
なんだそれは
あの子の想いはもう完全に僕に向いている
沢田綱吉への想いは吹っ切ったはずだ
「！」
廊下の窓から校門に向かう見慣れた群れ
その中にはあの子がいた
そういえ今日は赤ん坊に招集をかけられたとか今朝言っていた気がする
当然僕はいかないけど
「・・・」
いつものように笑うあの子
その目線の先はやはり沢田綱吉で・・・
いつもの光景が今はやけに目に焼き付いた
―――「雪代さんにはダメツナの方がよかったんじゃないかな」
そんなの
「僕が一番理解している」
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酩酊(プロフ) - 新シリーズ楽しみだぁーーーー！！ (2019年9月2日 19時) (
レス) id: 9328736ae6 (このIDを非表示/違反報告)
四ッ谷善哉(プロフ) - 新シリーズ待ってまぁぁぁぁす！ (2019年9月1日 20時) (レス) id: 01853c894f (このIDを非表示/違反報告)
コハク(プロフ) - いつ読んでも面白い作品です！更新楽しみに待っています！ (2019年8月23日 22時) (レス) id: 8c5187e681 (このIDを非表示/違反報告)
野坂くん尊き - リクの受け付けが終了していたにもかかわらず、書いていただき、ありがとうございました！最っ高です！これからも更新頑張って下さい！応援してます！ (2019年7月31日 15時) (レス) id: 5271d69b7b (このIDを非表示/違反報告)
聖カコ(プロフ) - ああもう、かわええんじゃああ…暑くなってきましたし、無理はなさらないでくださいね。 (2019年7月25日 16時) (レス) id: 8872e55fe7 (このIDを非表示/違反報告)
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