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「ん？」
再び砂遊びをするお嬢の前に誰かが来た
今度は女児だ
「あ、あのね」
「？なんですかリカちゃん」
どうやら先程の話に出て来た「リカちゃん」らしい
リカちゃんは少し怯えたように口をパクパクと動かし、ようやく声を出した
「さ、さっき・・・ありがとう」
「？」
「た、タカくんたちのこと、リカのことでおこってくれて、ありがとう
ほんとはね・・・きのうタカくんたちにちゅういしてくれたときに
ありがとういいたかったんだけど・・・なかなかいえなくてね・・・だから」
「わ、わたしはふうきのみだれを正すためにしゅくせいしただけです！
しょしょうらいおとうさんのようななみもりのヒーローになるものとして
あたりまえのことです！！」
予想外の感謝の言葉にお嬢は顔を赤くさせた
「おとうさんひーろーなの？」
「はい！おとうさんはなみもりのふうきを守るヒーローなのです！
なみもりがへいわなのはおとうさんのおかげなのです！」
「すっごーい！おとうさんかっこいいんだね！！」
「にへへ」
父親が褒められたことにお嬢はいつものようにふにゃりと笑う
正義の味方のように語られる恭さんに思う所はなくもないのだが・・・
「あのね、いっしょにおしろつくってもいい？」
「もちろんなのです！りっぱなおしろを一緒につくりましょう！！」
どうやらオレが悩む暇もなく問題は解決してしまったようだ
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・
・
≪うっうっずるいですずるいですー！！恭弥さんばかり褒められてー！！≫
「なにこれ・・・僕はちっとも褒められた気になってないよ」
夜、少し時間に余裕ができた奥さんとテレビ通話越しでビデオを見た恭さん
正義の味方呼ばわりがそんなに嫌なのか苦虫を噛み潰したような顔をしている
≪正直ビデオを見たいと言った記憶は全くないのですが、本当にうれしいです
ありがとうございます哲さん≫
「い、いえ」
「ふぁ・・・これで満足しただろう
そっちは夕方だけどこっちはもう遅いんだ・・・そろそろ僕は寝るよ」
≪え、なに言ってるんですか恭弥さん≫
「？」
いきなりトーンが落ちた奥さんの声に恭さんは目をぱちくりさせる
≪これからお説教ですよ≫
どうやらお嬢のカミコロ発言はしっかり覚えていたようで・・・
恭さんは次の日、寝不足で仕事に出た
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酩酊(プロフ) - 新シリーズ楽しみだぁーーーー！！ (2019年9月2日 19時) (
レス) id: 9328736ae6 (このIDを非表示/違反報告)
四ッ谷善哉(プロフ) - 新シリーズ待ってまぁぁぁぁす！ (2019年9月1日 20時) (レス) id: 01853c894f (このIDを非表示/違反報告)
コハク(プロフ) - いつ読んでも面白い作品です！更新楽しみに待っています！ (2019年8月23日 22時) (レス) id: 8c5187e681 (このIDを非表示/違反報告)
野坂くん尊き - リクの受け付けが終了していたにもかかわらず、書いていただき、ありがとうございました！最っ高です！これからも更新頑張って下さい！応援してます！ (2019年7月31日 15時) (レス) id: 5271d69b7b (このIDを非表示/違反報告)
聖カコ(プロフ) - ああもう、かわええんじゃああ…暑くなってきましたし、無理はなさらないでくださいね。 (2019年7月25日 16時) (レス) id: 8872e55fe7 (このIDを非表示/違反報告)
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