TOP4に溺れていく。

愚かで愛しい君へ(ky.rtrt) ページ48

※kyとrtrtが暴走してます。

-キヨ-
あぁ、Aちゃん、可愛い…俺のAちゃん…

俺、Aちゃんのこと好きすぎてもうおかしくなってる。
Aちゃんの全部が欲しい…。

だから許せないんだ、Aちゃんがレトさんの元へ行くのが。

でもこうして大人しく戻ってくる。
戻ってきた時の愛しさが凄いんだ。
そして戻ってきた時、またレトさんのとこに行っていたのかを問い詰める。
建前では止めてはいるが、戻ってくるというなんとも従順な子犬のような君が愛しい。
そんな彼女が見れるのだからレトさん自体を注意するわけでもない。
レトさん元へ行くのは許せないけれど、もし彼女が俺の言うことを聞いてレトさんの元へ行かなくなると味気無いものになると思っている俺は、また彼女に問う。

｢Aちゃんが悪いんだよ？｣

俺は片手で彼女の両頬を掴み、顔を強引に向けさせた。

｢わかってるよね…？｣

あぁ、泣いてる…そこも可愛いんだ。その涙、その瞳に俺しか映してない…

彼女の体にはたくさんの痣がある。
まぁ当然の報いだ。
俺に逆らうから教えてやっただけだ。

『ご、ごめんなさいっ、ごめんなさいっごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!許して!!!』
｢大人しく俺のものになってね、それがいいよね、Aちゃん？｣

そうしてまた、俺の印を刻むんだ。
矛盾だらけの俺の快楽を、見せてくれよ。

-レトルト-
Aちゃんの体にはたくさんの痣がある。
付き合っていると一方的に決められているらしいキヨくんにつけられたものだろう。

あぁ、可哀想…だけど、見ていて気持ちがいいのはなんでだろう…。

助けを求めに僕のところに泣きながらやってくる傷だらけの彼女と言ったら…
言葉では表せないほど俺の好奇心は昂る。

キヨくんは俺のところに行くなと止めているだろうけど、助けを懇願する彼女は俺の元へやってくる。
帰らないと酷いことされるからとまたキヨくんの元へ帰る。
もし逃げれば、バレた時の方が恐ろしいからそっちを取るのだろう。

あぁ、愚か、愚かで、健気で、なんて愛しいんだろう…。

きっと、彼が俺の方に止めに入らないのは、彼に何らかのメリットがあると思えた。

それなら好都合だ。

俺はAちゃんの痛々しい可哀想な姿で喜ぶ。
キヨくんもまた、俺の元から帰ってきたAちゃんに対して何らかの喜びを覚える。
あぁ、こんなに合理的なことがあるのかなぁ…。

いつまでも俺に縋ってよ。Aちゃん。

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