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【NOside】
五条は無言のままAの手を引き、空いている応接室に入った。
一度手を離し、扉を閉めてから何となく状況を察して冷や汗をかいているAをジッと見下ろす。
五条「何でさっき顔赤くしてたの?」
A「(えーっと…)冥冥さんが綺麗でつい…」
五条「口説かれたからじゃなくて?」
A「あれは私も驚いたけど…でも少し話すくらいじゃない?」
五条「どーかなー。冥さんてもしかして両方イケるクチかも」
顎に手を当て、上を向いた状態でうーんと考える五条を見上げるAは首を傾げた。
Aはあくまでお喋りをするために誘われたと思っている。
だが五条はそれ以上の意味だと認識していた。
五条「とまあ、Aが隙だらけなのも困りものだけどね」
A「え゙っ…」
五条「僕がいるのにダメでしょ!ハイ!お仕置きするから口開けて!」
A「ちょ!せめて夜にして!」
五条「ハイ、ダメでーす。苦情は受け付けませーん」
顔を近付けた五条がAの顎に手を添えて、上を向かせたまま固定する。
一気に顔を真っ赤にして慌てるAは目を泳がせた。
五条「早く。それとも指で無理やりこじ開けちゃおうか?」
A「い、行かないと時間が…」
五条「まだ余裕。そんなに急いで行く必要ないよ」
何がなんでもするまで離れる気のない五条に観念し、口を開ける。
するとすかさず五条の舌が入り込み、口内を荒らしていく。
くちゃ、ぴちゃ…と水音を鳴らし、Aを追い詰めるように彼女の舌を愛撫した。
A「ん……ふ、ぁ…んむぅ…っ…んん…」
五条「………んー…」
ちゅぱっと音を立てながら離れた五条は彼女の口の端に伝う唾液を指の腹で拭ってやる。
Aは瞳をとろんとさせ、物欲しそうに五条を見た。
五条「その顔、たまらない♡」
A「さとる…」
五条「続きはまた後でね」
頭を撫でながら彼女を抱き締める五条は楽しそうに笑っていた。
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更紗和金(プロフ) - マリオットさん» 一気みしてくださったとは…とても嬉しいです。こちらこそこんな自己満足作品を読んでいただきありがとうございます! (2022年10月2日 18時) (レス) id: b1ab373c3f (このIDを非表示/違反報告)
マリオット - 一気みしました!!すごいです!この小説書いてくれてありがとうございます!! (2022年10月1日 11時) (レス) @page3 id: 4a1e7dbbbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:更紗和金 | 作成日時:2022年9月25日 18時