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【Aside】
五条「おはようA」
───悟の気遣いに申し訳なくなる…。
昨日私が言ったことを悟は訊いてはいけないと判断したんだ。
だから何事もなかったように接してくれる。
私がシャワーを浴びに行ってる間に朝食を用意してくれた。
五条「今日は休みにしてあるから僕が夕飯も作るね」
久々にまともに御飯を食べている気がする。
昨晩は真琴ちゃんと食事をしたけど、正直味がしなかった。
でも今日は味がする…美味しい。
五条「明日から交流会だけどAって何時まで任務入ってたっけ?何なら休みにして一緒に観戦する?」
A「他の人に迷惑かけちゃうからダメだよ」
五条「ほら!交流会の時は高専に何人か常駐させてるからAもその一人ってことにして」
A「ダァメ」
五条「一緒にいたいのに」
私も一緒にいたいよ。一週間も離れてたんだもの。
でも無事に帰ってきてくれたから、それだけでも少し元気になった気がする。
真琴ちゃんが気遣ってくれていた分、頑張って取り戻したい。
A「私の分も悟が応援して」
五条「そりゃするけど」
A「あ。恵くんと野薔薇ちゃんたちにちゃんと事情を説明してあげてね。絶対怒るよ」
五条「感動でそれどころじゃなくなるよ☆」
A「……何か変なこと企んでる?」
五条「え?信用ナシ?」
上手くいくと思うんだけどなーと唇を尖らせる悟を見ていた私は自ら近付いて、触れるだけのキスをする。
声には出さない方がいいと思ったからお礼の意味を込めたキスだ。
A「悠仁くんのことお願いね」
五条「…………A」
A「ありゃ。準備して行かないと時間になっちゃう」
五条「A」
A「御飯ご馳走様。歯磨きしなきゃ」
五条「生殺しって、知ってる…?」
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更紗和金(プロフ) - マリオットさん» 一気みしてくださったとは…とても嬉しいです。こちらこそこんな自己満足作品を読んでいただきありがとうございます! (2022年10月2日 18時) (レス) id: b1ab373c3f (このIDを非表示/違反報告)
マリオット - 一気みしました!!すごいです!この小説書いてくれてありがとうございます!! (2022年10月1日 11時) (レス) @page3 id: 4a1e7dbbbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:更紗和金 | 作成日時:2022年9月25日 18時