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【五条side】
泣きじゃくるAは僕が何を言っても謝り続けた。
僕はその口をキスをして塞いで…………でーそのまま勢いでシちゃったわけだけど…。
Aは泣き疲れたのか行為が終わったら子供のように眠ってしまって……いや、寝不足っぽかったから寝られるのはいいことか。
元気がないちゃんとした理由は聞けなかったけど、これはハッキリ言える。
誰かがAに辛い思いをさせた。
誰にも言えないくらい、寝られなくなるくらい一人で悩み続ける何かを…。
おそらくだけど、レ イ プとか誘拐とかそういう類のモノではない。
僕だからかもしれないけど身体に触っても拒絶反応はなかったし。
Aは呪霊の言葉が理解できる術式を持っているけど、疲れるからってそんなに普段使いはしていない。
優しすぎて同情することがあったとしてもああ見えてそういう部分はちゃんと割り切るようにしているみたいだし。
なら呪詛師か?脅されたとか?
それに何もなかったと嘘は付かないけど、“言えない”っていうのが引っ掛かる。
僕の顔見知りの可能性もあるな…
まあ…どの道、どんな手を使ってでも捜してAに何をしたのか訊く。
そして地獄の苦しみを味合わせてから殺 す。
僕の大事なAを泣かせたんだ。
楽に死 なせるわけがない。
絶対見つけ出してやる。
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更紗和金(プロフ) - マリオットさん» 一気みしてくださったとは…とても嬉しいです。こちらこそこんな自己満足作品を読んでいただきありがとうございます! (2022年10月2日 18時) (レス) id: b1ab373c3f (このIDを非表示/違反報告)
マリオット - 一気みしました!!すごいです!この小説書いてくれてありがとうございます!! (2022年10月1日 11時) (レス) @page3 id: 4a1e7dbbbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:更紗和金 | 作成日時:2022年9月25日 18時