同居人のリュウセイ3 (ページ10)

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握る手ページ10

…

『あー！痛いっ！痛い！』

藤井『あぁ、ごめんごめん。』

感極まってブンブンやってしまったわ

『……明日、参考書買ってきてあげるから明後日、集金ね？』

藤井『はぁ？集金？』

『おい、年下。年上を敬いなさい！』

藤井『歳上なんやから奢ってや』

『はぁ？』

藤井『わーった！出すから！』

『そうだよね。衣食住のうちの2つを提供してあげてんだからねぇ。』

藤井『はいはい。あんたって意外に根に持つタイプなんやな。』

『ほら、またあんた。』

藤井『わかったわかった！Aちゃん！』

『…そう。』

藤井『……あぁ、ほんまにこの年になってまた勉強するとは思わんかったわ』

…こんなんやったらもうちょっとちゃんとやっとけば良かったわ。

『まぁ、自業自得だよねー、藤井君勉強して無さそうだし。』

藤井『照史よりはしてたわ』

『あれと同じラインに立つのは無理だよ…』

藤井『ほんまにアホやもんな』

『うん。こないだ一緒に食事した時さ、あの社長も総スカンだよねって言ったら照史がえ？なんなん？ソース？とか言ってさ』

藤井『…え、そうすかんって俺もソースやと思っとった。』

『はぁ、ここにもアホがいたか。』