虹色帝国ホテル ページ39
…
照史もほんまに余計なこと教えてくれたよな
そんなん聞いたら……行かないわけにいかないやん。
…他意はない。うん、他意はない。
でも、なんか俺の心がなんか行けって言ってるんやけど……って、ちょっと寒い?
藤井『はぁ、いや。つかれた。っは。』
虹色帝国ホテルに着いた時には俺の息とかめっちゃあがってるし、いやなんか身体中ブルブル震えてるし。
なんか、自分が恐ろしいわ。
俺、アホやから特に後先考えないでホテルんなか入った。
でも……
案の定
止められたわ。
いや、俺不審者やないんやけど
藤井『俺、ここの採用一次試験通過したんやけど!』
ガードマン『君。最終試験は来週だよ。日にち間違えてるよ、出直してきな』
くそ、このハゲジジイ。
だめやわ。こいつに事情話しても話にならんな。
藤井『ねぇ、じいさん。』
ガードマン『じいさん?なんだお前!』
藤井『お先に…』
じいさんの手を振り払って、駆け出した俺を追いかけることも無くぽつんと見つめていたじいさん。
そのあと、正気になって俺を追いかけてきた
藤井『えっと、宴会会場……』
……助けたるわ
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作者名:ぷよ | 作成日時:2019年3月14日 23時