同居人のリュウセイ3 (ページ3)

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就職先ページ3

…

藤井『俺かて出来るし！』

『あぁ、そう。じゃあ！藤井くんに何が出来るの？言ってみ？』

藤井『えっと、それは…服……とか、えっと』

『服。アパレル……とかかな？……ほらほら、藤井くんルックスいいしさ！』

藤井『いやー、ルックスよさすぎて客が惚れてしまうやろ？』

『いや、そこまでは言ってないけど……』

藤井『なんやねん。…はぁ、もうええわ。自分で探す。』

『懸命な判断だね』

藤井『はぁ、ほんまに嫌いや……』

……なんだって？

私はあんたを家に泊めてやってるのに？

『……藤井君。嫌なら出て言ってもいいんだよ？』

藤井『はぁ？なんやそれ。大体、あんたも泊まってたやん。』

怒ってるはずなのになんかスローな話し方の藤井くんにイライラする。

『……前から言おうと思ってたんだけどさ、…その、あんたってのやめてくれない？……私は藤井くんの前の会社での先輩でもあって歳上であるの！
タメ口はともかくとして…その、あんたってのは……どうかと…えっと』

だ、だめだ

こいつ背ぇ高い。

怖い。

めっちゃ語尾が霞んでる！

…藤井くんはこちらを怖い顔で見た後に……

『わかった』と呟いた