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意識がゆっくり浮上する。
目を開けると、見知らぬ天井が映った。
結構血を流しちゃったし、病室かな？
「あら、起きたのね。ホント丈夫だわ。」
「んぁう？」
変な声が出た。
そんな事よりこの声、聞き覚えが……。
具体的には、二次試験で聞いた様な。
「とりあえず、ハンター試験合格おめでとう。」
声の方を向けば、メンチさんが呆れと賞賛を滲ませる笑顔で祝福してくれた。
「あ、ありがとうございます……あの、ハンター試験はどうなりました？」
少しだるい体をぐっと起こす。
ボクが合格って事は、キルアの方が不合格になっちゃったかな。
「不合格者が出て、もうとっくに終わったわよ。」
「その、不合格者って……」
「99番の銀髪の子よ。
あんたを刺してそのままいなくなったから、試験放棄と見なして失格になったの。」
「っ、そうなんですか……。」
やっぱり、改めて聞くとショックだ。
「……ちなみにボクの容態ってどんな感じです？」
思ったほど痛くないけど。
心の中でそう付け加えておそるおそるメンチさんの方を見た。
「失血死寸前だったけど、傷自体は塞がったわよ。
だけど丸1日で意識が戻るなんて、人間かどうか疑うわ。」
「え、我ながら凄いですね？」
いやホントに、生きててよかった！
“死なない”って言っちゃったから死ぬ訳にはいかなかったし、ホントよかった！
……キルアが逸らしてくれなかったら、ガチで危なかったんだなぁ。
「そういえば、まだ渡してなかったわね。」
メンチさんが懐から取り出したのは、大文字のＸを2つ合わせた独特な[ハンター協会]のマークが入ったカード。
うん、ハンター
「えっと、それがボクの？」
「そうよ。ほら、受け取りなさい。」
メンチさんは、スッとボクにそれを差し出した。
おずおずと手を伸ばし、カードを受け取った。
結構地味な、何の変哲もないカード。
だけど、色々な偽造防止技術が施されてる。
……カードを手にして、漸く実感が湧いた。
ああ、ボクは、ハンターになったんだ。
ボクはメンチさんに微笑ましそうに名前を呼ばれるまで、ずっと感無量な思いでカードを見つめていた。
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
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星咲夜空@スマホ(プロフ) - 白瀬さん» 別アカから失礼します。返信遅くなって申し訳ありません！文字数制限やモチベーションと戦いつつ頑張ります！コメントありがとうございました！ (2019年11月7日 21時) (
レス) id: 2efeb2cec1 (このIDを非表示/違反報告)
白瀬 - とっても読みやすいです。更新頑張ってください！応援してます。 (2019年8月22日 1時) (レス) id: 07b463bee0 (このIDを非表示/違反報告)
星咲夜空(プロフ) - 気まぐれ猫さん» あー､それはちょっと難しいですね｡そうなると台本書きになってしまうし､意外と文字数を使うので…｡でも､誰が喋っているのか分かりにくい個所は何個かありますね｡後々直していこうと思います｡感想とアドバイスコメントをありがとうございました！頑張ります！ (2019年1月12日 12時) (レス) id: b950053151 (このIDを非表示/違反報告)
気まぐれ猫(プロフ) - 面白いです！出来れ場ですけど「」の前に誰が喋ってるか書いてくれると嬉しいです！更新頑張って下さい！！ (2019年1月11日 21時) (レス) id: 5edabe2416 (このIDを非表示/違反報告)
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